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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
286/4293

あるばいと。

 いつものバス停――からほどほど近いトコにあるコンビニにて――


「う~ん……ヒ~ロ~ズもほしいし……あ! ならやっぱしフクビキ、クジひいとこっかな……でも、おかねが……」

 イブキがサイフを覗き込みながら、そんな事を呟く。

「イブキ?」

 月夜は入店して最初に目につく端棚エンドのトコに陳列された商品を見て、サイフと相談を始めたイブキを怪訝そうな表情で呼ぶ。

「んと……ちょっとまってネ。いまコトシでいちばんダイジなトコだから……」

「2015年始まって、まだ一月経ってないのにもう!?」

 月夜がイブキの発言に驚く。

「すくないおこづかいで、ど~やってイイモノだけさらうかかんがえてんだよ」

「ふ~ん」

「2がつにはほし~ゲ~ムもでるし、アルバイトでもしよ~かな?」

「あぁ――そういえば、おもしろいアルバイトの募集でてたよ」

「また、ナサとかじゃないよね?」

「違う違う」

 イブキの心配を払拭するように否定し、

「今度はJAXA(宇宙航空研究開発機構)」

「あんましかわってないよっ!? ばしょドコ? またアメリカ?」

「大丈夫よ。今度は名古屋空港から打ち上げらしいから」

「うちあげっ!? アルバイトウチュ~ひこうしなのっ!!?」

「ん? あんまり興味なし? 日給3万円で健康診断受診料に1万と宿泊代に交通費と食費も付いてるみたいよ」

「もうしこんでくる~」

 そういってタッタっと走り去るイブキをみて単純だな~と思う月夜だった。

 飛行機で急降下することによって人工的に無重力状態を作り出したまま、荷物の梱包ができるかといった実験らしいです。

10件目のブックマーク登録していただいた方ありがとうございます。ぞ~かんの準備にはいりますので少々お待ちください。

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