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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ふくぶくろ。

いつものバス停にて――


「月夜ってさ〜」

「ん?」

イブキが愛用の白くて大きいマフラ〜に顔を埋めるながら、

「ことしフクブクロとかかったの?」

月夜は保温効果の高そうなモコモコ手袋をはめたままの人差し指を頬に当て少し考えこむ。

「百貨店ででてたやつとかちょっとほしかったけど、今年は買わなかったな〜」

「そうなんだ。ホッカイド〜のアップルストアでマイナス8のなかフクブクロかうためにならんでいるヒトとかいたみたいだから、ちょっとフクブクロかったひとのはなしをききたかったんだけど……」

「ふ〜ん……。まあ、福袋買う人ってお金に余裕ある人でしょ? ウチらみたいに学生でお小遣いでやりくりしてる身分じゃできないんじゃない?」

「そっかな? どこもねだんよりたかいモノがはいってんでしょ?」

「そ〜みたいだけど、少ないお小遣いを全部突っ込んでいらない物ばっかしだったら、やっぱり損しない? イブキもゲ〜ム関連の福袋かってもってるソフトやハ〜ドがはいってたらやっぱりガッカリするでしょ?」

「う〜ん……そっか……カレシいりフクブクロってないのかな〜」

「……福袋入ってた彼氏とはさすがに付き合わないと思うよ」

月夜が袋の中で体育座りしてる男性を想像して呟いた。

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