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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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おとしだま。

いつものバス停にて――


「ねぇ――」

イブキはお年玉のはいったポチ袋を見ながら、

「ん〜?」

月夜が中国で釣り人が爆弾を釣り上げるという記事を見ながら気のない返事をする。

「おとしだまっていくつまでもらえるんだろ?」

「それは家によって違うんじゃない? 高校生で貰ってない人もいるみたいだし」

「マジでっ⁉︎ おとしだまもらえないってなんのバツゲ〜ム! いきるイミをうしなっちゃうレベルだよっ‼︎」

「そこまでっ⁉︎ 単純にアルバイトしててお金に困ってないから、とかそんな理由じゃないの?」

「それはそれこれはこれだよ。おとしだまはたんじょ〜びやクリスマスとならんでこどものボ〜ナスみたいなモンじゃん!」

「――でも、場合によってはイブキもあと3、4年たてば――」

「ダイジョブ! イブキさん、みためこんなんだから3,4ねんごももらえてるよ」

「う~ん……そ~かもネ」

 イブキの言葉に納得してしまう月夜だった。


 統計では高校卒業までが多いようです。

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