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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
259/4293

よくじつ~

 いつものバス停にて――


「あ~あ……クリスマス、タダのヘ~ジツだったな~」

 イブキが朝の寒空にむかってはぁ~と白いタメ息を吐き出す。

「いいじゃない。結構、楽しんだんでしょ?」

「うん……まぁ……おいし~モノいっぱいつくったり、プレゼントもらったり、楽しかった」

 その時の事を思い出したのかニヘラ~と締まりのない表情を浮かべる。

「なら、いいじゃない」

「むう……それはそれ、これはこれなの! やっぱりカレシとすごすクリスマスもケ~ケンしてみた」

 と、ない胸の前で手を組み夢見るような瞳で呟くイブキ。

「はいはい。いつかくるとい~わね」

「月夜はクリスマスのよくじつがショ~ブだもんね~」

 そういって半額シ~ルが貼られたクリスマスケ~キ3個持った月夜を見るイブキだった。

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