表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
256/4294

れっつ! ひゃくまんえんチャレンジ!

 いつものバス停にて――


「月夜、月夜。ひゃくまんえんほしくない?」

 イブキが期待でキラキラさせた瞳をしながら月夜の肩に手を置き、そんな事を言ってきた。

「…………………………」

 そんなイブキに胡乱に満ち満ちた視線を向ける月夜。

「月夜、ひゃくまん――」

「いや、聞こえてたから、言い直さなくていいから」

「いこう~よ! ひゃくまんえんだよ、ひゃくまんえん!! クソゲ~いちまんこぶんだよっ!」

「クソゲ~やす!? 100円なの!?」

「ワゴンひんはそんなもんだよ」

「でも……2000冊分かぁ……持って帰れるかなぁ?」

「ん? ホンならつ~はんでいいじゃない?」

「いや……うん……会場……に行かないと……ネ」

「ふ~ん……」

 そういって適当に誤魔化す月夜。

「――で、一体なんなの? 百万円って、エッチのや犯罪じゃないでしょうね?」

「うん。それがね、オオミソカにバンザイしながらサイゴまでのこってたヒトにひゃくまんえんもらえるんだよ~」

「へ~って、大晦日かぁ……」

 少し残念そうに呟く月夜に、

「これがコ~シキコクチだよ」

 といってイブキがイベント情報の載ったサイト画面をスマホにだす。

「へ~……ん!? 高校生不可って書いてあるよ」

「え~……ザンネン」

 そういって諦めるイブキの横で「ぶつぶつ……BL……2000冊……なんとか……なんとか……」と諦めきれない月夜がいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ