表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
254/4299

ざっし。

いつものバス停にて――の近くにあるコンビニ。


「この娘が関東で一番かわいい女子高生か〜」

月夜がお菓子の満載されたカゴを地面に置き女性ファッション誌を立ち読みしている。

「172センチってウチよりも高いな、スタイルもいいんだろ〜な、高2なんだ」

ティアラと赤いマントをつけたグランプリ受賞者の写真を見ながら呟く月夜。

「お、おもい……」

さきほどまで料理のレシピ本を見ていたイブキが大きな雑誌を持って呻く。

「ぜくしぃ〜⁉︎ イブキ結婚すんの⁉︎」

「あ、あいてがいればいつでもウェルカム。つかおもい‼︎ こんなんもてないとケッコンできないの」

イブキが分厚い雑誌をもってよろめく。

「だめ! こんなモンもって、まして、たちよみするなんってムリゲ〜すぎだよ!」

イブキがなんとか雑誌を棚に戻すと、

「もっと自分に合った雑誌見なよ、はい。ひめぐみ」

「なんでよっ! せめてジャンプにしてよっ‼︎」

「はい」

「ありがと〜。さ〜コンゲツのシンゲキは――ってコレ、ベツマガ! こんなん、よんだらおもくて、ウデがプルプルしちゃうよっ‼︎」

「じゃ、これは」

「あれ? このホンなんかあおいテープでひらかないよ〜になってるケド……」

そういって表紙を見たイブキは――

「イブキさんになんてモノもたせんのさ!」

腹を抱えて笑っていた月夜の頭をエロ――テープで封のされた本の背表紙で叩いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ