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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
233/4293

すってか〜

いつものバス停にて――


ぶおぉぉぉぉ――

寒い朝靄の中を一台の小型自動車が真っ白な排気ガスを上げながら通り過ぎるのを見つめているイブキ。

「ねね――」

イブキが走り去った車を見ながら、

「クルマにさ『アカちゃんのってます』のステッカーつけてるヒトいるけどさぁ〜、ステッカーなくても『おっ! まえにクルマいる。よし! 凸ゲキ! ド〜ン‼︎』ってやるヒトいないよねぇ〜?」

そう振ってきたイブキに少し思案した後、

「単純に赤ちゃんが乗ってるからいつもよりきをつけてね事じゃないの?」

「でも、『アカちゃんステッカ〜ないな、よし! 凸ゲキ! ド〜ン‼︎』ってふ〜にはならないよね?」

と、イブキが不思議そうな表情で呟く。

「あ! あのステッカ~の意味がのってるよ」

 月夜がスマホを操作して調べた結果を口にする。

「あのステッカ~って周りの車に注意喚起するための物じゃなくて、万が一事故になった時に親が死んだり、意識がない時に車内に赤ちゃんが取り残されないようにするための物なんだって」

「あ! そうなんだ~」

「事故の衝撃でシ~トの下とかに入り込んじゃう場合があるから、赤ちゃんが乗ってるからもし事故になった時、よく探してくださいって意味なんだってさ」

「そ~いういみだったんだ」

 イブキが納得顔で呟いた。

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