べんりきの〜
いつものバス停にて――
「大学で板書きをノ〜トにとらずにスマホで撮影する人はいる⁉︎」
月夜がそんな記事を読んでいると、
「お〜イブキさんたちのガッコ〜もそ〜いうふ〜にすれば――」
「いやいやいや。これこ〜いうのが問題になってますよ〜っていう話しだから、その『その手があったか!』みたいな感じで話す事じゃないから」
「だって、ノ〜トにかきとるとテがつかれいてイタくなるじゃん! せめてノ〜パソつかわせてよ。ちゃんとタイプするからさ〜」
「自分の手でノ〜ト書き取るから習熟効果があるんじゃない? だいたいノ〜パソでとったら、ど〜やって提出すんのよ?」
「ほら、SDとか、ちょっとジダイおくれかもだけどフロッピ〜とかで、なんならPDFにしてメ〜ルでおくるとか、テマもかかんないしコ〜リツてき!」
「そ〜かもしんないけど、それじゃ習熟効果がないって生徒のためを思って――」
「イブキさんたちもタイヘンなセンセ〜たちのために――」
「そ〜思ってんなら夏休みの課題やれ!」
「ア〜ア〜ア〜きこえな〜い」
イブキが手の平で耳を叩きながら誤魔化した。
果たして年内に無事、提出されるのだろうか? それとも冬休みの宿題とドッキングするのだろうかっ⁉︎




