表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
209/4294

せいちょ〜き。

いつものバス停にて――


「はふはふ」

強めの秋風が吹き荒れる中にホクホクの湯気が上がっている。

「はふはふ――あつあつ――」

湯気の正体は月夜が食べてる中華マンだ。

「月夜……」

「ん? あげないわよ」

「そ〜じゃなくて、あさからよくたべるな〜って、あさごはんたべなかったの?」

「たべたよ」

「えっ! あさたべたのにニクマンたべてんの?」

「肉まんじゃなくってダイロ〜パオ」

「おっきいニクマンじゃん!」

「まあ、そ〜だけど」

「なんかさいきんは、まえにもましていっぱいたべるよ〜になったよね?」

「食欲の秋だからかな? 最近は食べても食べてもすぐお腹空いちゃて……もうウチの胃袋は宇宙だ状態よ」

「ウチュ〜なんだっ⁉︎」

「有名なフ〜ドファイタ〜のキメゼリフよ。でも、ウチらぐらいの歳ならこのくらいフツ〜なんだってさ」

「……イブキさんそんなにたべれない」

イブキの呟きを華麗にスル〜すると、

「ほら、このオシャレ系情報によると、食べても空腹感を感じる場合は一回の量を少なくして複数回食べるほうがいいって書いてあるよ」

「……ショウリョウ?」

イブキは月夜の持つでっかい肉まんを見ながら疑問系で呟く。

「少量。ほんとは二個いきたいトコをひとつに抑えたんだから!」

「……」

こんだけ食べても体型変わらない月夜に人体の神秘を感じたイブキだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ