さばげ。
いつものバス停にて――
「今、サバイバルゲ〜ムにハマる女子は急増中?」
月夜がオシャレ系ニュ〜スを見ていると、そんなタイトルの記事が目にとまった。
「サバイバルゲ〜ムかぁ〜」
「ん? イブキやった事あんの?」
「ううん。ナイけど……さいきん女子にサバゲ〜やらせるのハヤってるな〜って」
「そ〜なの?」
「マンガとかアニメでのはなしだケドね〜」
「ヘェ〜」
「わざわざリアルでサバゲ〜するよりFPSやったほうがカンタンでやすいとおもうんだけどね」
「エフピ〜エス?」
「ええっと、オンラインたいせんでセンソ〜ゴッコするゲ〜ムだよ。ショウガクセ〜からジエ〜タイのひとたちまでいっしょにまざってたのしめるんだよ」
「勝負になるのそれ?」
「まあゲ〜ムだからね。サバゲ〜はソ〜ビはたかいし、みためのモンダイからむきだしであるくワケにはいかないでしょ? だからクルマがヒッスなんだよね〜」
「そ、そ〜なんだ」
「そ〜かんがえると、ガクセ〜がやるシュミじゃないかな〜っておもう」
「なんかやたら詳しいじゃん」
「ジョシリョクアップのためにハヤってるモノはしらべるから」
「なるほど……って、そんな事調べてる暇があったら夏休みの課題終わらせなよっ!」
夏休みの宿題延滞記録更新中のイブキだった。




