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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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あいす つぅ~

 いつものバス停にて――


「サ~ティワンで一番人気のアイスはバニラなんだ」

 月夜がいつものニュ~スアプリからアイス屋の人気フレ~バ~アンケ~ト結果を見ながら呟く。

「バニラおいしいモンね~」

「まあ、定番だからね。でも、ウチはやっぱりいろんな味を楽しみたいな」

「んじゃサンコ~までににばんめはなんなの?」

「ふふ~ん。よくぞ聞いてくれました。2位はストロベリ~チ~ズケ~キ」

「なんか……ストロベリ~でいいよ~な……」

「なぁ~に言ってんのっ! 他にはない独自の味なのよっ!! イチゴの爽やかな甘さとチ~ズケ~キの濃厚さが見事に融合された一品なのよ!!!」

「う~ん……そ~いわれてみると、たべたくなってきた」

「でしょ~。それで3位は抹茶」

「マッチャかぁ~。あのニガミはニガテかな~」

「それがクセになるのよん。イブキも大人になればわかる」

「……ド~キュ~セイ」

「4位はチョコミント」

「おぉ! チョコミントおいしいよね!! なんかスーっとするのがイヤだったんだけどチョコのアマさがよくってきがついたらハマってたよ」

「でしょ~! さ――行くわよ」

「へ?」

「だから~アイス食べに行くわよ」

「こんなサムいのにアイスたべんの?」

「そそ。さ、行くよ」

 そういってイブキの腕をつかむとズルズルと引き摺っていく。

 そのあと寒い風の吹き荒れるなかでアイスを食べながらイブキがもらした一言は、

「ナベたべたい……」

 だったという。

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