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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ちゅ〜かまん。

いつものバス停にて――


「……」

強い秋風に吹かれる中でイブキはボ〜ぜんと月夜を見ていた。

「……月夜。なにしてんの?」

「はふはふ――はふはふ――はふってんの」

月夜は両手4つの中華マンを持ち、一口づつ次々に口にしていく。

「なにいってるかわかんないよ!」

月夜が強く冷たい秋風の中で、ホクホクを美味しいそうな湯気を上げている中華マンを口に入れるのを止め。

「だから〜今年の新作コンビニマンナンバーワンを探してんの!」

「へ、ヘェ〜……なんでそんなことしてんの?」

「はふはふ。これから寒くなるでしょ? そうなる前に一番美味しい中華まんを探し当てる事は毎朝、寒空の中で登校しなきゃいけない高校生の生存戦略」

「そ〜なの⁉︎ どっちかってゆ〜と、そ〜いうのはダンシコウコウセ〜のおしごとっぽいケド」

「男子はキャラもの買わないから……DK(男子高校生)の調査はアマいのよ」

「ふ、ふ〜ん……」

曖昧に同意しながらピュ〜っと冷たい秋風に撫でられブルっと身体を震わせ、月夜の持ってる中華マンが少し食べたくなったイブキだった。

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