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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ぬこ つぅ〜

いつものバズ亭にて――


「う〜ん……ついにスマホとレンド〜するメガネがでるのか〜」

そう呟くイブキ――いつもなら即座に反応があるハズの月夜はしかしポ〜としたまま自分のスマホ画面を見つめていた。

「月夜?」

イブキよびかけるもどこか上の空で、その表情は――


ホッコリしている。


「なにそのかお? なんでそんなにナゴんでんの?」

「ん〜?」

月夜にしては珍しく締まりのない顔で――

「猫を虐待してる動画見てんの〜」

「なにそれ⁉︎ そんなのみてんの」

「うん。イブキも見てよ〜」

「まったくカワイイネコさんイジめるド〜ガみるなんて――」


数分後――


小さな猫が風呂桶の中でチャプチャプされてる動画を見ながら――

「んふふふふふふふふふふ――――」

「ふふふふふふふふふふふ――――」

二人してタルみきった表情でそんな声を漏らしながら動画に喰い付いていた。

「あ〜薬品を染み込ませてる〜」

「ホントだ〜なんてケシカランことを〜」

「見てよ〜今度は熱風浴びせ、白い液体を飲ませてる〜」

字にすると何故かとてもヒドい事のように思えるがドライヤーで乾かして、猫用ミルクを飲ませているだけだ。


ぶぉぉぉぉぉぉぉぉ――


そんなホッコリ顔の二人を置いてバスは定刻通り発車する。

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