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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ず~

 いつものバス停――ではなく。

 本日は――


「ねぇーーなんでそんな遠くから見てんの?」

 本日、二人はなぜか動物園に来ていた。

「な、なんでって――お、怯えるからよ」

「怯える? 月夜って動物とか苦手だっけ?」

 イブキは月夜の手をとり、

「ほらほら、そんな遠くからじゃ――せっかく来たんだからもっと間近で――」

 と、言ってるがその表情は明らかに月夜を困らせようとしてるのが丸わかりだ。











――ざっざっざっざっざっざっざっざっ――

 動物達は一斉に逃げ出した!?

「逃げた!? 動物達がメタスラのごとく逃げちゃったよ!」

「……ほら言ったでしょ? 怯えちゃうって……ウチ昔から動物に好かれなくて……」

「小動物はおろか犬、ネコ――サルに果てはライオンやトラ、熊までウチを見ると怯えて立ち竦んじゃうんだ……熊なんて中に人がはいってんじゃない? っておもうほどの見事な直立不動な姿勢になるんだ……はぁ……」

 そのあと月夜の言う通り小動物コーナーでは月夜の手のひらでプルプル震えるハムスターを鑑賞し、サル園では大パニックが起こり、トラやライオンは腹を見せ、熊は見事な直立不動態勢で敬礼をし、裏側では飼育員もパニックになるという事態が起こった!?


「うん! 月夜最強生物に決定!!」

動物好きなのになぜか動物から嫌われる人っているよね。

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