表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
147/4296

いまじんぶれいか~

 いつものバス停にて――


「ねぇねぇ月夜」

「ん~?」

 イブキがスマホ画面を見ながら月夜に話しかけてくる。

「男子がさ~女子なったらやりたいコトってニュ~スがあるんだけど」

「ふむふむ」

「『温泉の女湯にはいる』とか」

「あ~定番だね~」

「ほかにも『女性専用車両に乗る』とか」

「乗ってどうすんだろうね。別にただの電車なのに」

 月夜が次々と男性の幻想をブチ壊していく!

「あとは『レディ~スサ~ビスを利用しまくる』とか」

「なるほど。それいいかもネ。ウチもわりと利用するし女性だけ半額とか生脚綺麗な人半額とか――」

「いまさりげにジマンいれたね月夜。まっ! いいけどさ~……ほかにはカワイイカッコ~やオシャレしたいとか~う~ん……おとこのヒトもフツ~にオシャレしればいいのに……」

「そうだね。体格さえなんとかできれば化粧で誤魔化せるしね」

「あとは『男性を誘惑したい』とか『色男を誘惑してこわしめたい』とかいうイケンもあるね」

「ふ~ん……でもさ、さっきから聞いてると後半は女性になりたいってコトじゃなくて――」


「美人になりたいコトだよね?」


「あっ! そ、そうかも……」

「はぁ~……美人になるのも努力、美人を維持するのも努力なのにね……」

 本日は徹底して幻想壊しの月夜だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ