メガネ型のスマホはいつでるのだろうか?
いつものバス停で――
「ねぇ、月夜」
「んー?」
「歩きスマホが法規制されるかもしれないんだって」
「ふ~ん。まあ、歩きスマホしながら車にはねられたとか駅のホームから落ちたって話しもあるぐらいだからね」
「法規制はやりすぎなような……」
「イブキは反対なんだ?」
「う~ん……反対ってゆ~か……昔の人で歩きながら本読んでる人いたじゃない?」
「もしかして二宮金次郎の事?」
「そう、そいつ。本はオーケーなのにスマホはダメっていうのがなんか……スマホで電子書籍読んでるかもしれないじゃない」
「いや、そういう問題じゃないような。ほら二宮さんの時代には駅や車が走ってるワケじゃないし」
「え~! 本読みながら歩いてたらイノシシが突撃してきたらどうすんのさ?」
「そこはホラ、二宮パンチで」
「ニノミヤさんつぇー!!」
『(゜д゜)』
こんな表情になって素直に信じるイブキに、
「二宮さんは文武両道で強いんだぞ!」
ついつい調子にのってそんな事を言ってしまう月夜。
「じゃ、じゃクマ! 熊がでてきたらどうすんの? しかもこ~んなデッカイ奴、ビッグベアだよ! 研ぎ澄まされた爪の一撃は大岩も砕くキョーボーな奴」
「ふっふっふっふっふっふっふっふっふ――イブキ。二宮さんなんめなよ。そんな熊ごとき二宮パンチからキックからの――」
「ニノミヤバスターで一発よん」
「すっごーい! ニノミヤさんつよーい!!」
ええっと……みなさんも歩きスマホには十分気を付けて。
『小説家になろう』は止まって、座って、ファーストフード店かコーヒーショップに入ってから読みましょう!
あ~……歩きスマホしててドブにハマった足がイテェ!!




