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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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えんえんとゼロ。

 いつものバス停で――


「う~んと……FQ1645っと――」

 イブキがカードの裏面に書かれた数字をスマホで打ち込んでいた。

「そういえば月夜~」

「ん?」

 ポチポチと器用にタッチパネルで操作をしながらイブキは月夜に話しかける。

「ぬはっ!! コードが違うって! 合ってるじゃん!」

 イブキがカードとスマホの画面を見比べて地団太を踏む。

「Oと0が違ってんじゃない?」

「はい? ゼロとオーって同じじゃないの?」

「違うみたいだよ。ちなみに「O」はど~っちだ?」

「むむむむむむむむむむむむ――↑はゼロ」

「ぶ~! 残念んでした」

「Σ(゜Д゜)」

「見分けるコツはねオーは横に大きくて、ゼロは縦に大きいんだって」

「ふ~ん……でもさ――」

「ん?」













「斜線引いた奴をゼロにすればよくない?」

「「………………………………………………………………………………」」














「うん。そうだね……」

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