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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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におい つぅ~

 いつものバス停にて――


「ん~クンクン」

「ちょ――なんでウチを臭った!?」

「ん~――ほらこれ」

 イブキが差し出したスマホ画面には――

「え~っと……『理想の女の子の匂いがする石鹸』?」

「そうそう。いまワダイなんだよ~この石鹸。男子の中で口コミですっごいコトになってんだって」

「へ~そんなん流行ってたんだ~」

「気軽にてにはいるしイブキさんもかってみよかな~」

「ウチもつかってみようかな~――って、そういえばなんでさっき臭った?」

「う~ん……イブキさんのちかくでいちばん良い匂いっていうと月夜だからなんとなく嗅いじゃった」

「な、なるほど……」

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