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Chapter 2:世界の異変と新たな仲間
王都の朝、エリナとリディアは城の広間で各地から届いた報告書を確認していた。
異変の規模は小さく見えるものの、世界各地で魔力の波動が不安定になっているという。
「これは……以前より広範囲かもしれません」
リディアが眉をひそめる。
「私たちだけでは対応しきれないかも」
エリナも不安を感じつつ、決意を固める。
その時、城門の方から足音が近づき、新たな仲間が駆け込んできた。
「聖女様! 私もお手伝いさせてください!」
若い女性の冒険者が、勇ましい目で手を差し伸べる。
「新たな力か……頼もしいね」
アルトは微笑み、仲間の加入を歓迎する。
エリナは頷き、光を宿した手で仲間に力を分ける。
「皆で力を合わせれば、どんな異変も抑えられる」
遠くの丘に漂う微かな黒雲が、これから訪れる試練の兆しを告げる。
しかし、仲間と共に進む決意を胸に、聖女は再び未来を守るため歩み出した。
光と希望が、世界に再び希望の輝きをもたらそうとしていた。




