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Chapter 7:希望の光と未来への翼
朝日が柔らかく王都を包み、城下町の石畳に光が差し込む。
長く続いた魔力の異変と陰謀の影は、エリナと仲間たちの努力によって静かに収束していた。
「平和……取り戻せたんですね」
リディアが目を輝かせて言う。
「ええ、でも油断はできません。まだ世界には試練が潜んでいる」
エリナの瞳には、真の聖女としての覚悟と決意が光っていた。
アルトはそっとエリナの手を握り、微笑む。
「君がいれば、この国も、世界も、希望を失わない」
遠くの丘に立ち、二人は広がる景色を見渡す。
黄金色の麦、穏やかに流れる川、笑顔を見せる人々――すべてが光に包まれ、希望の象徴となっていた。
「私たちは、これからも皆を守り続けます」
「はい……一歩ずつでも、未来へ」
二人の背後で虹色の光が淡く輝き、朝の風がそっと頬を撫でる。
世界はまだ完全に平和ではないかもしれない――しかし、希望の光と共に歩む翼を得た二人は、どんな困難にも立ち向かえる力を持っていた。
未来への翼を広げ、少女たちは新たな物語の始まりを迎える。
光と希望に包まれた王都で、世界の未来は確かに輝き始めたのであった。




