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Chapter 7:危機を乗り越えた希望の光
朝日が村を柔らかく照らすと、森や畑に残っていた不安の影は、少しずつ消えていった。
エリナは深呼吸をし、周囲の光景に目を巡らせる。
穏やかな風が吹き、子供たちの笑い声が広場に響く。
木々の葉は輝き、噴水の水は朝の光を反射して虹色に輝いていた。
「すべて……無事に済んだようですね」
アルトはエリナの隣に立ち、微笑む。
その瞳には、守り抜いた安堵と、未来への希望が光っていた。
エリナも微笑みを返す。
「はい……皆さんのおかげです」
自分一人ではない。仲間たち、村人たち、そしてアルト――支えてくれたすべての人々がいたから、今日の平和がある。
遠くの空には、薄く虹色の光が浮かぶ。
それは、これから訪れる試練や危機に対する希望の光でもあり、
エリナが導く未来の象徴でもあった。
夕暮れ、村人たちは再び日常に戻り、エリナとアルトは静かに歩く。
「これからも、皆を守り続けるんですね」
「はい。でも、一人じゃなくて、みんなで」
光と希望に満ちた村の風景の中で、少女は心の奥で誓った。
未来にどんな試練があろうとも、希望を失わず、人々を導き続ける――と。
そして虹色の光が二人を包み、今日の平和を祝福するかのように輝いた。




