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幼馴染ができた?

昨日は少しだけあったまった気がする。

…ただ気がするだけだけど。

今日はお母さんが、


「ちょっと調味料が足りないから買ってくるわね。その間にお留守番できるかな?」


…て行って買い物に行ったけど親バカだからすぐに帰ってくるでしょ(辛辣)

その間は特にやることもないから縁側で座っていた。


「平和だな~。」


7歳児とは思えないような発言も、誰も周りにいないからこそできるものである。


「へいわってなに?」


前言撤回。

人いたわ。


「ねえねえ、へいわってなに?」


…ていうか何故ここにいるのか。

ここって周りに丘しかないし、その丘の上に俺ん家がある状態だ。


「ねえねえ。」


揺らさないでくれ、結構酔いやすいんだ俺。


「平和っていうのはね…争いがないってことだよ。」


「あらそいってなに?」


これは俺の言葉の選択が悪かった。

7歳児に通じる言葉なんてわかんねぇよ…


「争いは喧嘩と同じことだよ。」


「おなじってなに?」


そこ?

そこなの?

喧嘩じゃなくて?


「同じっていうのは似ていることだよ。」


「へ~、そうなんだ。」


良かった、ここで何とかおわt…


「それでへいわってなに?」


ええ…(困惑)

そこから?

さっき教えたやん…


こういうやり取りをかれこれ15分は続けていた。


~15分後~


「へ~、そうなんだ。」


「はぁ…はぁ…」


おかしいなぁ~

俺は運動していないはずなのになんでこんなに疲れてるんだろ…


「ただいま~、ちゃんとお留守番できていた?俊人。」


「あら?その娘は…」


「すみませーん!」


向こうから誰かが走ってきた。


「うちの娘がすみません!」


「いえいえそんなに気にしなくても…」


「ほら、帰るわよ!」


「え~」


「じゃあさいごになまえだけおしえて。」


「ええと…僕は信里 俊人。」


「わたしは錨 清南(いかり せな)。」


「じゃあね~」


「う、うん。バイバイ。」


なんか…すごい娘だった。

うん。

________________________________________


「そういえば俊人にもようやく友達が出来たわね。」


「ほんとか!?」


「よかったなぁ~」(嬉し泣き)


友達というのかあれは?

友達とかは元の世界にもいたけどこんな感じでできた記憶がないぞ。


「今日はご馳走よ~!」


別にそこまで気にしてもらわなくてもいいのだが…

…まあ全くの無関心よりかはマシだ。


ちなみに清南はあれからも俺の家に来て幼馴染みたいな感じになっていた。

関わってみれば可愛い娘である(謎目線)

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