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第62話 5色揃った

書き貯めているものが無くなりました。

次から不定期になりそうです。

出来るだけ投稿できるように頑張ります。

 今日もウキウキして起こされるより先に起きてしまった。

(私は今日はテイムしないのに)

今日も捕獲すべく薄っすらと目を開けると、緑かかっているので今日はリトがベッドを覆ってくれているのが分かる。

見える範囲には残念ながらスライム達が居ないので、起こされるまでぼーってすることにした。

声がかかったのが分かったので、けど今日はどうやって起こすのか興味があったのでじっとしているとローズとアンバーが触手で遠慮がちに顔をペシペシして起こしてくれた。

可愛いい気持ちが高ぶって、がばって起きて2体を抱きしめてギュってする。

その後にルル、マリン、覆っていたリトを捕まえて順番にモニュモニュもんで遊ぶ。

ダンさん達の方を見ると、それぞれスライム達と遊んでいた。

よく見ると、寝る前よりも新しい子たちが身体を小さく出来ている。

寝ている間に練習でもしていたのかな。

「おはようございます。楽しそうですね」

今日は私が先に言ってみた。

「おう、おはよう。こいつら俺らが寝ている間に大きさを変える練習してたんだって」

スライム達が練習していたことを嬉しそうに教えてくれた。

「スライム達って頑張り屋さんですよね」

そんな頑張り屋さんなスライム達は自分のマスターが褒めているのが分かるのか、嬉しそうにポヨポヨしている。

本当にかわいい。

今日もスライムをテイムしに行くので、防具を付ける。

私のスライムは5体になったので、移動するときの居る位置が問題だ。

"アンバーはルルがしてくれた髪の毛をまとめる身体の変化って出来るかな?"

"出来ると思うからアンバーに教えるね"

経験者のルルがアンバーに教えてくれるみたいだ。

でも他の子もルルにくっついて一緒に教えてもらっているみたいなので、休日など街に居る時にはいる場所を交代制にした方がいいかもしれない。

"出来るよ"

アンバーがやり方を教わったみたいで、手元まで来てくれた。

持ち上げると、形を変えてくれたので髪を通してまとめてみる。

"いい感じにまとまっているよ。このままで大丈夫?"

"大丈夫"

アンバーが形を維持できなそうな時は教えてねって伝えて、今日はアンバーに髪をまとめてもらうことにした。

マリンとルルは首についてもらって、ローズとリトは肩に居てもらう。

準備が終わっていたダンさん達にお待たせしたことをお詫びして、朝食をさくっと食べてしまう。

昨日と同じ道を通って、鉱山の入り口を目指す。

入り口近くからはサーチを使用して、ロウさんと相談して向かう方向を決める。

それぞれ警戒しながらスライムが多くいる場所を目指して移動する。

スライムが居る場所が見えた。

ここの場所も、5色のスライムが居るのが見える。

私は少し離れたここで新しい子たちがバリアの練習するのを見守りながら警戒することになっている。

ダンさん達は自分の以前からテイムしている子を1体だけ連れて行って、相性を教えてもらってテイムを試みに行った。

私はマリンにバリアに入れてもらって、他の子はスライム達のバリア特訓に参加してもらった。

周囲を警戒しつつみんなの動きを見ていると、テイム試み組は自分のスライムに聞いて相性が悪くない子に狙いを定めて叩き始めていた。

スライム達の練習を見ていると、新しい子たちはまずバリアを出すことを教えてもらったのかバリアを出そうとモニュモニュしている。

バリアを出せる子は他の子に体当たりや触手での突きをしてもらって強度を高めようとしている。

私は周囲を警戒する役目があるので大したことは出来ないけど、時々手に届く範囲の物を収納している。

しばらくそうやって過ごしていると、カイさんがテイム出来て新しい子をこちらに連れてきた。

新しい子は赤でこれでカイさんは緑系以外はテイムしたことになる。

カイさんは新しい子を練習している子たちに託している。

「緑のスライムテイムしていないから、行ってくる」

今日は最初にテイム出来たから機嫌がいいみたいだ。

レオを連れて、意見を聞きながら緑のスライムに狙いをつけて叩き始めた。

それから、ダンさんが赤い子、ロウさんが茶色い子をテイムしてこちらに連れてきた。

今日テイムされた子は、ルルが大きさを変える練習を受け持っているみたいだ。

ダンさんとロウさんもそれぞれまだテイムしていない色の子を狙って再び野良スライムの群れに走っていった。

別にそろえる必要はないんだけど、揃えられるなら揃えたくなるよね。

多分今日で全員5色のスライムがそろうだろう。

明日は新しい子たちの特訓して、バリアが張れるようになったらスライム討伐しに行きたいって提案しようかな。

ここのダンジョンがスライム達の特訓に利用できるか聞いてみようかな。

周囲を警戒しながら、お昼になったんだけど元気にスライムを叩いているな。

しばらく待って、ダンさん達が動かないようなら声を掛けてみよう。

それからどれくらい待ったか、さすがにお昼を食べたくなったので声を掛けて片手で食べれる物を配ろうとした頃に3人ともテイムすることが出来た。

新しくテイムした子を抱えてこちらに戻ってスライム達が練習している所に合流させている。

相性を見ていた子たちも合流して大きさを変える練習をするグループと、バリアを練習するグループに分かれて練習している。

「待っててくれてありがとな。腹減ったろ?」

「テイムおめでとうございます。そろそろトルティーヤかクレープを配ろうとしていたところですよ」

皆で笑いながらお昼の準備をしてゆっくり食べる。

「そうだ、木のメダル要ります?」

ダンさん達も従魔の証のメダルを作ってスライム達に渡していたので聞いてみた。

「あるなら貰ってもいいか?1人3個になるけど」

作ってあったので、さっと9個出して渡した。

お礼を言って受け取ったダンさん達は自分のマークを焼き付けて、反対にスライムの名前を焼き付けた。

大きさをある程度変えられるくらいになってから渡すみたいで各自収納していた。

それからはスライム達の練習を見ながら雑談をしていた。

そこで気になっていた事を聞くことにした。

「疑問に思っていたんですけど、鉱山に向かう人たちって馬車に乗っていく人と歩いていく人が居ましたけど、なにか違いがあるんですか?」

「歩いている人は馬車代を節約しているんだよ。鉱山のギルドに所属している人は割引されているとは言ってもお金がかかるからな。俺たちも代金払えば乗れるぞ」

昨日から少し疑問に思っていた事が解決してすっきりした。

明日からの事も話に出たんだけど、この旅ではスライム達の特訓はやらないことになった。

やっぱりバリアをちゃんと出来ないと逆にやられてしまう可能性が高いのが理由だった。

そこで話の論点になったのが、ダンジョンに入るかケイアに戻るか。

ここのダンジョンは洞窟タイプで、通路に魔獣が出てきて倒すとドロップが出るんだって。

そのドロップは殆どが魔石なんだけど、たまに通路に宝箱が存在するんだって。

宝箱の中身は原石だったり鉱物だったり食べ物だったりするので、ダンジョンに入る冒険者の殆どは宝箱を目当てに入るんだって。

正直面白そうと思うけど、連れて行ってもらえるかはダンさん達の判断に任せる。

そろそろ宿に戻る時間になるので、スライム達を回収して歩き始める。

無事に街に入ってギルドで従魔登録をすることが出来た。

宿に戻って夕食を食べて部屋でスライム達とそれぞれ交流して絆を深める。

うちの子達も集まって、モニュモニュしているから交流しているか教えているんだろう。

きっと私が寝ている間も何かを練習しているんだろうな。

ベッドに寝転がりながら、スライム達を見ていたらだんだんと目が閉じてきてしまった。

どうやら長い時間警戒し続けていたのは思ったよりも疲れてしまったらしい。

お休みも言えずに寝落ちしてしまった。



ブックマーク、評価、いいねをありがとうございます。

大変励みになります。


誤字報告もありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

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