第2話 恐怖の根っこ広場
物事には理由があります
「根ーっこ根っこ、根ーっこ根っこ…」
どこかの戦闘員みたいな声を出しながら、木の根っこがウネウネしています
ここは根っこ広場
本当なら、けがれのない純真な者しか入ってはいけない場所です
その理由は…
あ、RRFのみんながやってきました
必殺技の練習の帰りのようですね
しばらく見ていれば、入ってはいけない理由がわかりますよ
「なあイエロー」
「なんだい、レッド」
「言いにくいんだが、お前、また太ったんじゃないか?」
「ふ、太ってないし。僕はぽっちゃり系だし。体重も変わってないし」
ヒュッ、グルグル
「うわー、助けてくれー」
ヘビは、ものすごい速さで伸びてきた根っこに捕まってしまいました
身動きできないほどグルグル巻きになっています
「お、お前…」
「やっぱりか…」
「イエローのバカ。何で嘘をついたのよ?」
「お、おいらよりダメなやつがいた…」
もうわかりましたか?
根っこ広場で嘘をつくと、こんなふうに捕まっちゃうんです
しかも、そのあと…
「うわー、止めて…ククク、ハハハハ…」
思いっきりくすぐられちゃうんです
くすぐりの刑は、きちんと3回謝るまで終わりません
何て恐ろしいんでしょう
くすぐられながら3回謝るなんて、絶対に無理ですよね?
「いかんな、イエローを助けないと」
「でも、どうやって?」
「私たちの力じゃ無理よね?」
「よし、おいら、助けを呼んでくるよ」
リスが駆け出しま……根っこに捕まっちゃいましたね
まさか…
「おいブラック、お前、逃げようとしたな?」
「まったく、バカなやつだ」
「こうなったら、私が代わりに捕まるしかないわね。大丈夫、根っこなんかに負けないから」
なぜかキツネも捕まってしまいました
どこに嘘があったのか、全然わかりません
「止めてくださいよ、止めてククク、ハハハハ…」
「やめろよー、ヒャハハハハ…」
「くっ、こんな触手なんかに負けるものハハハハハ…」
三匹の笑い声が響き渡ります
「私たちは何も見なかった。そうだな、ブルー?」
「そうだぜ、レッド」
二匹は根っこ広場を後にしました
「こちらレッド。イエローとピンクとブラックが、やらかしました」
『またか…』
「ええ、またです」
『わかった。私が何とかしておこう』
連絡を受けたクマが、根っこ広場にやってきました
笑いすぎて疲れたようで、三匹は全然動きません
クマは大きく息を吸い込むと、目をぎゅっと閉じました
「うわーーーん、怖いよー、怖いよー」
クマは大声で叫びながら、根っこを軽々と引きちぎりました
そう、クマはとっても強いんです
こうして、三匹は助かりました
「まったく、お前たちときたら。毎日助けに来る私の身にもなってみろ」
「「「ごめんなさい」」」
三匹が勇者だったり戦士だったりしないのは、こんなところが原因なんですね
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