39.クスイツ-2
それからしばらくして後詰めが到着。
なんかその中にリーザとエルザが混ざってるけど、これだけの冒険者と一緒なら大丈夫だろう。
一足先にクスイツまで戻る。
上空で人化、今度は普通に着地。
……結構な高さからの自由落下だったけど、二本の脚で何事もなく着地できたな。
これがレベルの力か……。
もちろん向かう先は冒険者ギルド。
歩きながらふと思い至ったんだけど……。
そういえば、僕のキャラどんな感じでいこう?
ギルドに乱入した時の俺口調だったら、リーザたちの前でも身バレを気にせず動けるってメリットがあるけど……。
反面、デメリットと言えば威圧度が増すくらい。
どうせ僕口調でも警戒されるんだし大差ない。
じゃあもう俺口調で良いかっていうと、どうも性に合わないというか気恥ずかしいというか……。
決まらない内に気付けばギルド前。
しょうがない、成り行きに任せよう!
「戻りましたー」
「お疲れ様です」
依頼の処理をしてくれたおっちゃんの受付に向かう。
平然と対応してくるあたり、やっぱり只者じゃない。
「村を襲撃していた盗賊全員の捕縛を確認。後詰めが到着したので、一足先に戻って来ました」
「分かりました。それで、被害の方は?」
「物品関連は分かりかねますが、人に関しては取り返しのつかないものはありませんでした」
「っ!」
横で報告を聞いていた依頼者の少女が顔を上げる。
血色も多少良くなってて、少しは元気になっているようで何よりだ。
警戒されてるみたいだし、用の済んだ僕は早めに退散しよう。
「報酬とかその辺に関しては、また来ます。それより昇格試験って受けられますか?」
「今は……手頃な冒険者の方々が出払っているので、難しいですね」
「ああ、そうですよね。じゃあ俺はこの辺で」
後詰めが帰って来るまで暇だなー。
たぶん詳しい確認したり賊を連れ帰ったりでそれなりに時間を取るだろうし……。
普通のニワトリ化してリーザと合流?
でも向こうの村で今黒いニワトリってのは上手くない。却下。
うーん………………。




