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しいな ここみ様主催企画参加作品

柔らかいお肉


今日は金曜日、明日会社は休み。


仕事でヘトヘトだけど金曜日の今日だけは家に向かう足取りが軽い。


自宅に近づくと、カレーの匂いが(うち)のキッチンから漂って来ている事に気がついた。


オ、今日の晩飯はカレーか。


妻の作ってくれるカレーは美味いんだよなぁ。


あ、いけね、妻の作るカレーを頭に浮かべたら涎が垂れて来ちゃった。


「ただいま」


靴を脱ぎながらキッチンにいるであろう妻に声を掛ける。


キッチンから妻が出て来て「おかえりなさい」と言う。


「今日の晩飯はカレーかい?」


「ごめんなさい、カレーは明日、今肉を煮込んでいるところだから」


「それは残念、まぁ明日のお楽しみだから良いか。


それじゃお風呂入れる?」


「それも、ごめんなさい」


「え、なんで?」


「笹本さんところの放置子、お隣の柴田さんの庭でウロウロしていたから誘い出して、お風呂に入れてるから」


「そうなんだ、それじゃ庭で水被ってくるよ。


汗塗れで身体中ベトベトだから、汗だけでも流したいからね」


「ごめんなさいね、でも、明日のカレーは柔らかいお肉入りになるから我慢してちょうだい」


「うん、分かってる、子供のお肉は柔らかくて美味しいからね」







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― 新着の感想 ―
このお肉。 残りはやはり冷蔵庫で保存しておくのでしょうか。 色んな料理に使えそう。
大学生の頃、近所の幼い姉妹がしょっちゅう私の部屋に遊びに来てたの思い出しました
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