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俺達が創るこの世界の開拓史  作者: white noto
第四章 龍の手を掴むモノ
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第7話「旅路」

魔法を使って行こうかとも考えたが、常に万全を保つべきということで


浩太「結局馬車になったんだよなぁ」


と、ため息をつく

いや、ユグドラシルまで馬車で二週間はかかるんだぞ。俺ならその時間を全部使って研究と金稼ぎと賭博に使ってるわ。

訂正、この前賭博で散々負けたからもう行く気になれんな。ほんとだからね! 中毒者じゃないからね!


フィーア「何回それ言ってます? 往生際が悪いですね」


そんなことを言われた。まあまあ俺はこの程度で怒るほど子供じゃあないんだよな。


フィーア「大体そんな風に不貞腐れているからいつまで経ってもモテないんですよ」


ついにそんなことを言われてしまった。まあまあ俺はこの程度で怒るようなやつじゃあ―――――


浩太「お゛お゛ん゛!? 貴様調子こいてんじゃねえぞこの野郎! 貧乳ロリガキのくせに!」


フィーア「なんですか!? やるんですか! やってやろうじゃありませんか上等ですよ!」


いきなり小言かと思いきや急に誹謗中傷しやがって。大体非モテであることと不貞腐れることとは関係ないじゃねえか。そもそも彼女いない歴=年齢ってだけで別にモテないわけじゃないし、そこらへんの町娘なら俺に惚れちまうぜ。


エレ「静かにしてください! 馬車の方がすごく困ってますよ」


エレに怒られてしまった。おっとこれは失礼、熱くなりすぎてしまったな


エレ「ほら二人とも謝ってください。馬車の方が苦い顔をされていますよ」


と言われて馬車のおっさんの顔を見ると・・・・・。まあ確かに苦虫を嚙み潰したような顔をされている。うーん、これはやらかした。


浩太「はい、スミマセン」

フィーア「ご迷惑をおかけしました」


おっさんが寛大だったからか、謝罪をしたら許してくれた。いやぁ、マジすんませんした


◇◇◇◇◇


旅人っていうのは、旅の途中での色んな景色や会話を楽しみ、心の準備をする。いわゆる俺達のような存在だろう。とらしくもないことを思ってみる。なんでそんなことしてるのかと言われれば

暇だからだ。俺だって好きでこんな中二病みたいなことしない・・・・・。いや好きでこんなことをしているのか?

あーもう! 考えれば考えるだけややこしい! ここは景色を見て落ち着こう


と目の前に居座る景色に目をやる。が、辺りは草一つない荒野だった。おいおいこれじゃあ景色楽しむ以前の問題だろ!


結局、また考え事をするのであった




ガタッ!

と馬車が揺れた。


なんだ? と思って下を見てみる


馬車には焦げた後。更には魔力の痕跡。複数の魔力の気配。これは・・・・・。


ソルム「敵か!?」


どうやらそう見て間違いないようだ

すぐさま臨戦態勢を取る。気配は・・・・・。10体らしい


フィーア「敵の気配はあるけど、目視できないです」


そう言う通り、野郎は隠れてやがるな。予想は岩陰か地面の中・・・・・。俺こういう敵嫌いなんだよな。隠れてて面倒だし、大体そんなことしてないでとっとと出てきやがれってんだ


浩太「うーん。とりま俺とソルムで前衛張りますか」


それが合図となって、二人で荒野に飛び出す。

すると、奴らがこぞって前に出てくる。敵は、荒野に出てくる蜘蛛。確か「荒蜘蛛」って名前だっけ? 爆発する魔力を飛ばしてくる上に、装甲がやたらと硬い。


浩太「まとめて蹴散らしてやんよ!」


とは言っても、素の剣では歯が立たないということなので。魔法を使おう


浩太「【フォルティス・ボルト】」


目の前に居た荒蜘蛛は、装甲を雷に貫かれて爆散した。

フフフッ。見たか! これが俺の練りこみ技じゃあ!


そう余裕ぶっていたのだが、他の個体は残すことなくソルムが倒したみたい。相変わらず仕事が早いという。いいことにはいいことなのだが、何というか・・・・・・。こうむず痒い感じ、わかるか?


ソルム「何ボーっとしてんだ」


浩太「おっとすまん、むず痒さを考えていてね」


説明もなしに、思ったことを言ってしまったので、ソルムは「何言ってんだこいつ」というような顔をしていた。


そのまま馬車に乗り込むと、馬車のおっさんに感謝された。人間、感謝されると舞い上がってしまうものだ。え、全人類皆そうだよな?

ちなみにだが、フィーアとエレは出番が全くと言っていいほどなかったからか、少々ご不満な様子でこちらを睨んできた。だってしょうがないじゃん。


◇◇◇◇◇


そして数日が経って、ついに目的の「古代都市ユグドラシル」に辿り着いた。


馬車のおっさんは最後にこう言っていた。


―――コラプサーに気を付けろ。


聞いたところ、それはユグドラシルの石碑に残されていた文章らしい。たしかコラプサーは崩壊した星を意味するんだったっけ。でもそれは―――――。




ユグドラシルの容貌は、まさしく古代都市と言うべきだろう。中央にはシンボルでもある世界樹、その周りに創設された古代都市ユグドラシル。もっとも、今は滅びて残骸だけの状態だが


モンスターの一斉討伐任務の前に、事務処理をしなければ。


歩いていると、目的の場所に到着した。

アクセス・レジストリの支部だ。とは言っても他の冒険者がいないせいか、完全にぼろい小屋という見た目だ。いやいや寂れてやがるねぇ。


扉を開けると、受付嬢らしき人物が見える。彼女は俺達に気づくや否や、猛ダッシュで泣きついてきた。いやもしやどこのレジストリも泣きついてくるのが定番なのか?

と、呆れ気味に考えていると。


受付嬢「あなたたちが今回の討伐任務で来て下さった方々でしょうか」グスッ


ったく、いつまで泣いてんだぁコノヤロー。ん? いや、顔よく見ると意外と良いな。いい感じの茶髪で眼鏡っ子。かつデカい! 何がとは言わないが・・・・・。


フィーア「はい! その通りです」


フィーアが元気よく応えたので、それにならって私も元気よく挨拶するとしよう


浩太「いい加減離れてくれませんかねその自己主張激しい胸揉みたくなっちゃうから」


ドスッ!


◇◇◇◇◇


はい、言わずもがな。セクハラ行為ということでお叱りを受けました(フィーアとエレから)

でもしょうがないじゃん、だってあんなにでっかい物を押し付けられて頭真っ白にならない方がおかしいよ。マジで接触してたからね、圧力を感じた。化け物級だねありゃ


さて、これくらいで反省タイムwは終了して。事務仕事ありますからね。


受付嬢「では、こちらにサインをお願いします」


一通りの署名を終え、ついに任務開始! というところで受付嬢から一つ言われた。


受付嬢「最近は冒険者が立ち入ってないので、その分モンスターの数が増えています。普段のユグドラシルに比べて、危険度が段違いに高いと考えられます。十分にお気を付けてください」


つまり、想定以上のことが起こるわけだ。常に退路は確保しておこう。




そして今、古代都市ユグドラシルの一斉討伐任務が開始する―――――。


最大限の準備をして、任務に臨むとしよう。

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