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俺達が創るこの世界の開拓史  作者: white noto
第四章 龍の手を掴むモノ
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第5話「双剣・烗焔ノ龍刃」

神宝(プレシャス)


そのうちの一つ、勝利の武器『龍ノ爪』


しかし『龍ノ爪』単体では強いには強いのだが、神宝(プレシャス)というにはちょっと弱い。実はもう一つの神宝(プレシャス)、『龍ノ爪』の片割れが存在する。それが『龍ノ牙』だ

つまりこの武器は二刀流を想定して作られているということだ。敵を切り裂き、敵を貫く。まさに龍の名を冠する武器というわけだ


さて、前置きはここまでにして


アガリアレプト「なんだ............それは」


目の前のそいつは目を見開き、呆然としている。つまりこいつが混乱している今がチャンスってわけだ。いくら神宝(プレシャス)とは言え、所有者自体を強化することはできないと思う。ここまでの格上相手に正面から堂々とってのも無理


浩太「さあな・・・・・少なくとも俺はこの武器のことはよく分からない」


動け、今この瞬間にお前がやらないで誰がやるって言うんだ。覚醒やら能力やらに期待して鍛錬もろくにしてこなかった俺が打てる手は、この剣を振ることだ。でも正直言うと二刀流なんか初めてだ、今まで狩猟刀一本しかろくに使ってこなかった。ならせめて同じ要領、同じスタイルで剣を振れ。体全体を使い、流れに乗って素早く素早く、振れ、舞え、斬れ


自身の心の中でそれを言い続けて、俺は剣を振るう。なれない剣を振り、舞い、空を斬る。そして体になじませる。剣の感覚を全身で感じ取れ

そんなことは言ってしまえば建前。俺がかっこつけるための建前。でも少しずつ動きが速くなっている。そのまま強化魔法をかけてさらに加速する


ただ見ているだけで我慢できないのか、それとも体力が回復したからなのか、アガリアレプトは俺目掛けてダッシュをする


―――――今。


浩太「よっと!」


足に力を入れて空中に飛ぶ。するとだな、相手は自分の真下にいるって構図ができるわけ。相手もとっさに地面を蹴って俺の居る空中に向かう。見せてやんよ、俺なりの即席戦法「落下の威力で攻撃する」だ!

自分の身体に重力魔法を掛けて、一気に加速する


浩太「【烗焔(イグニッション)】」


視界全体が炎に包まれる。だが俺は構わず無我夢中で剣を振り降ろした。と同時に、意識は闇に包まれていく

そして・・・・・




◇◇◇◇◇




目を開けると、自分が寝ていることに気が付く。あの後意識失ったのか、俺

でまあ体を動かそうとする、が力が入らない。魔力不足による疲労だろうか。見える範囲で部屋を見渡せば、恐らく仲間によって運ばれたんだろうなってことが分かる

なんて考えていると、部屋の扉がゆっくりと開いた


エレ「起きましたか・・・・・?」


声色がなんだか心配そうですねぇ。俺のこと心配してくれてるんか!?やっべ童貞だからって喜んでんじゃないわよ私。心配してくれるのはありがたいが、めっちゃ喜びすぎるのは明らかな童貞。それは良くない、俺は一刻も早く童貞を捨てたいんだYO!


浩太「エレ・・・・・か?」


俺が返事をすると、エレはほっと安堵の声を漏らした。うんやっぱこういうので喜んじゃうのよくないよな。なんか申し訳なくなってくる


エレ「良かった・・・・・。皆さんを呼んで来ますね」


そのままエレはソルムたちの方へ行った

ところで俺の腕は動くのだろうか。動かなきゃ俺は一人でサカる事も出来ないという悲惨な事態になる。それどころかデリヘルでも呼ぶしかなくなるだろう。非常に惨めな気分になる。あ、いやデリヘル呼ぶのが悪いってわけじゃないからね。俺は一人プレイくらい一人でしたいって話だからね勘違いしないでよねっ!


なんて考えてると、再び扉が開いた


ソルム「調子どうだー、ってまあその様子を見てたらなんとなく想像はできるな」


おいソルム、俺のことそんなジロジロ見ないでくれよ恥ずかし過ぎて恥ずか死しちゃうから。まあ男に見られたからって別に恥ずかしくはないんだが


フィーア「とりあえず無事で安心しました」


うんうんそういう反応を待ってたんだよ!こういうのだよ!


浩太「で、聞きたいんだけど。俺達はまず任務達成したのか?」


今回一番聞きたかったのはそれだ。任務失敗してたら首吹っ飛ぶからな


ソルム「・・・・・任務成功だ。ここに例の神宝(プレシャス)もある」


・・・・・よっしゃあああああああああああああああ!首飛ばずに済んだ!俺のやらかしで仲間まで首飛んでたら流石に申し訳なさすぎる。魔力不足云々よりもこっちのほうが大事だ


浩太「俺が気絶した後はどうなったんだ?」


ソルム「そのことか?それなら・・・・・」




◇◇◇◇◇




流石知ノ悪魔、何重にも結界を施して尚元気に動いてやがる。ポーションも底を尽いてきた。ってもこのままじゃあジリ貧で負けるぞ。あーどうすりゃいいんだ!

だが急に攻撃が止んだ。不気味なことに物音一つしない


ソルム「これは、どういうことだ?」


エレ「念のために、もう三重に結界を張っておきましょう」


サクッと結界を張ったはいいものの、やっぱり一抹の不安が残る。マジでどうなってんだ?完全変態でもしてんのか?


ソルム「もうそろそろ大丈夫なんじゃないか?」


俺は念のためエレに聞いてみる


エレ「結界を解除しますか?」


ソルム「でももし生きていた時のために、解除と同時に二人で攻撃するか」


エレは少し悩んだあと


エレ「そうですね。では合図を送ったら詠唱してください」


と言った。


さて、俺の最大火力の大技を出しますか

深呼吸をして、ゆっくりと詠唱する


ソルム「我々の神に告ぐ。すべての邪を排し、邪なる者に制裁を下す。それは大いなる神の名の下に与えられた定め、悪魔に与えられた運命である。聖なる鉾によって穿ち、聖なる光によってそれは浄化される。今神の導きにより、すべての邪を制する」


エレ「我は自然のすべてを愛する神である。今、自然のすべてをもって彼の者に鉄槌を下す。自然はすべてを飲み込み、すべてを支配する強大な力となる。その命、その身体を焼き尽くし、清く禊ぎ、強く打ち付け、薙ぎ払う。すべてを我の導きで制する」


「「【万象なる神の終焉(ユニバース・エンド)】」」


その光は結界ごと焼き尽くした。




「ハハハハハハ。自ら結界を解くとは!人間とは実に愚かなものだ。おっと、神が混じっていたか」


マジかよ・・・・・。神の力を使っても全く消耗していない。いやそれどころか


ソルム「圧倒的なまでの気配・・・・・。本気ってことか」


ご名答、と言わんばかりに目を光らせてヤツは口を開く


ラプラス「宿敵である神を前にして、本気を出さないやつがどこにいるのだろうな」


2vs1。とは言え、エレは本来の力の1割も持たないうえに、俺はヤツの足元にも及ばない。これが魔王直属幹部『魔界牢』の一柱の真の力。あーもうこれ死ぬんじゃないか。だって無理じゃん、俺神と同等の力なんてないし、コイツとまともにやり合えるの神くらいでしょ。もっとケモ耳美少女ロリを堪能したかったなぁ。




突然、迫っていたヤツが動きを止めて目を見開く


ラプラス「・・・・・分かりました。申し訳ございません」


こちらに視線をやり


ラプラス「撤退命令が出たのでな、惜しいがこの場を去るとする」


と言った。いやいったいなぜだ?


ソルム「おいおい待て!俺達のことを殺さなくていいのかよ」


突如俺に圧をかけてくる


ラプラス「勘違いするなよ。我は命令で貴様らを生かすと言っている。これ以上喋る様であれば息の根を止めるぞ人間」


するとヤツは転移魔法を使ってこの場から姿を消した

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