プロローグ「魔王」
この世界は中心にある『虚空ノ園』とその周りの大陸によって構成される。『虚空ノ園』は魔王軍が在中している危険地帯。現在、ここの地にたどり着くことができた冒険者は数少ない
魔王軍の本拠地である魔王城は、こことリンクしている双対世界『魔界』に存在する。無論、そこまでたどり着けた者は歴史上ではたった一つのパーティーのみ。
魔界にある魔王城で、魔王直下の幹部達が集っていた
ラプラス「予期せぬ事態が起こったようであるな」
魔王直属幹部『魔界牢』序列2位 知ノ悪魔 ラプラス
デモゴルゴン「慎め、ラプラス。予知が可能なお前なら既に予想は済んでいたはずだ。この場で冗談は辞めろ」
魔王直属幹部『魔界牢』序列3位 冥ノ悪魔 デモゴルゴン
マクスウェル「良いんじゃないのかい?こんなことはいつものことさ」
魔王直属幹部『魔界牢』序列1位 束ノ悪魔 マクスウェル
本題に入ろう、とマクスウェルは席に着く
マクスウェル「生憎、俺は用件があるんでね。ラプラス、『神宝』が見つかったって本当かい?」
あぁ、と言いラプラスは立ち上がる
ラプラス「我の手下によれば、見つかった神宝は『龍ノ爪』らしいな。現在我の魔術で探知中、直に見つかるであろう」
デモゴルゴン「龍ノ爪は、一振りで街一体を破壊する威力がある刀剣。遂に見つかったのか」
ラプラス「そう、これで神宝は3つ目。実に順調というべきであるな。このままいけば後100年で片付くであろう。魔王様からの命を全うできる」
そのまま数十分会談の後、そろそろお開きにしようかとマクスウェルが言うと、ラプラスは席を立ってその場を去る
ラプラス「今宵は晩酌でも楽しむとしよう」
デモゴルゴンもその場を去ろうとするが、マクスウェルが彼を引き止める
デモゴルゴンはなんだ?と不機嫌そうに返事をする
マクスウェル「ちょっと話をしないか?お前に依頼があるんだ」
◇◇◇◇◇
ラプラス「どうだ、目標地点が見えるか?」
ラプラスは隣の人物に話しかける
???「はい、目標地点には特に何も確認されません。このまま問題ないと思います」
ラプラス「うむ。さすがだ」
我はラプラス。数百年の時を生きる悪魔だ
悪魔と言っても、大公の悪魔。勘違いするなよ。ただの悪魔では無い
私は今、神宝の回収を目指している
神宝は世界に6つしかない伝説の宝。2000年以上前、大昔の冒険者によって作られた。それだけの永い年月を経た今も尚、一つも欠けていないらしい。我も実際に見たことはないから分からん
ん、何かいるな
???「目標地点の山の麓に4人の気配を確認。神宝を回収するつもりでしょうか」
ラプラス「どちらにせよ危険分子は排除せねばなるまい。小賢しい真似はせず正面から当たるとするか」
ラプラスはゆっくりとその場から腰を上げ、山道を歩き出す
ちなみに、ラプラスは身長140cmのロリ悪魔であることは言ってはいけない




