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俺達が創るこの世界の開拓史  作者: white noto
第三章 世界を導く鉄道
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第9話「転移者」

浩太「‥‥‥あ、こちらから帰れますよ。どうぞどうぞ、お帰りください」


???「いや帰らそうとしないでよ!」


クソ、バレてしまったか。こんな奴早く帰らせた方がマシだ

でも、とりあえず話だけは聞いてみるか。聞くだけだがな

ていうかなんかいびつな気配がするな‥‥‥。気にしなくていいか


???「じゃあ、とりあえず経緯だけ話すわね」


そうして奴は、普通(・・)では有り得ないことを話し出した


◇◇◇◇◇


私はクロミナ


私は一つのスキルを持っている。それが【時空ノ転移者(ホロフロノス)

時間を巻き戻すことができる。つまりタイムリープね


それでさ、私は君に拾われるんだよね

君は勇者になる。私はそのパーティのシールダー(盾を使う職業)


あなたはいつか必ず魔王を討伐しに行く。でも絶対に負ける

なぜ負けるのかは言えない、でも私がずっとタイムリープをしてわかったことがある

負けない唯一の方法は、あなたが童貞であること


私はそれを警告するために過去に来た


◇◇◇◇◇


浩太「いや意味わかんねえよ」


クロミナ「そう思うのは当然、でもこれは何回も試行して分かったこと。あなたが従わないのであれば別に構わないわ。でも絶対にあなたの行為を妨害する」


浩太「いや内容もそうなんだが、童貞っていうフレーズのせいで全てが台無しなんだよ。至ってあなた真面目でしょ?でもそのワードが全てを掻き消してる」


まじで意味わからんわ。この世界の住民全員頭おかしいんじゃないの?

俺の童貞なんて何の影響力もねえよ。あったら困るわ重大だわ


クロミナ「それじゃあアディオスッ!!!」


目の前の変人が、謎のテンションで去っていった

いや本当に何だったんだ?


これ以上行為の邪魔されたくないし、さっさと魔王倒して童貞捨てるか


<目標成立:あの変人に行為の邪魔されたくないから、童貞捨てるために魔王倒すわ>




とりあえず、状況を整理しよう


最初に、エレに襲われた。意味わからん

次に、クロミナに行為の邪魔をされた。これも意味わからん

最後に、俺は童貞を捨てるために魔王を討伐することにした。うん意味わからん

いや全部意味わからん!そもそもこの世界の住民のほとんどが意味わからん。急展開すぎて話についていけないんだがホントウ


しかし、やはり魔王討伐はしなければならない。今まで忘れていたが、これは女神アークから任された?ことだ。いつかはやらなきゃな。ていうか魔王ってどんな奴なんだ?悪逆非道な性格か?それともこの世界の例に漏れず逆キャラまたはツッコミか?何でもいい、俺は早く卒業したいんだ

それもこれも、あの女のせいではある。しかし、俺が童貞だとなぜ魔王に勝つことができるのだろうか?これが一番意味わからんな。そもそもあの女が嘘を言っている可能性もあり得る。しかし理由なんてどうでもいい。問題は行為邪魔されることだ。クッソ面倒なことになったなぁ




エレが戻ってきた。すごい気まずい。そりゃそうだろ、寸前まで行ったんだから


浩太「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」


エレ「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」


あ‥‥‥どうしよう俺こういう時、女の子にどう声をかければいいか分からない。だってさっきまで互いに発情してたからさ。うん、終わったわ

考えても仕方がないので喋ることにした


浩太「えっと、爆発大丈夫だった?」


エレ「はい‥‥‥‥‥‥」


あー気まずい。非常に気まずい。どうすればいいんだ!?クソッ!前世で非モテ陰キャだったせいでいざという時のコミュニケーション能力が皆無だ。絶望感半端ねえぞコレ


浩太「‥‥‥とりま帰るか。このまま居ても仕方ないし」


流石に気まずいのでさっさと帰ろう


エレ「あ、あの‥‥‥‥‥‥すみませんっ!」


エレが俺を静止した


エレ「私がこんなことをしてしまったがために」


なんだ、そんなことか。別にそんなに気にすることでもない

俺はエレに歩み寄る


浩太「まあいいじゃんか、どうせ魔王を倒さなきゃやることやれないんだから。だからってわけじゃないけど創っていきたい、俺達の開拓史を」


言ってることは軽い。あまり意図もないし、かっこいいことを言いたいだけだ。でも意図はなくても意味はある。うん、あるはずだ


エレが俺に向き直る


エレ「‥‥‥はいっ!」


さてと、我が家に帰りましょうかね

今日は本当にいろんなことがあったな。とはいえ、時空か。【時空ノ転移者(ホロフロノス)】、確かそれに似たスキルがあったような‥‥‥‥‥‥。

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