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俺達が創るこの世界の開拓史  作者: white noto
第三章 世界を導く鉄道
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第7話「目に映るアナタ」

数日後、無事レールの製造が終了した

意外にもすぐに終わった。これで後はレールの敷設だけだな


今日はエレの装備を買う予定だ

その他にも何かかしらを買う予定ではあるが、まあそれは後で決めようと思う




浩太「エレ!行くぞー」


俺はそのままエレの部屋の扉を開ける


エレ「あっ」

浩太「あっ」


そう、返事を待たずに開けてしまった。その結果、俺の目に楽園が映し出される

分かるか?あの連続的で驚くほど美しい曲線が

光が当たって絶妙に反射している。艶が凄いんだろうな


浩太「あぁ、どうぞどうぞ、おじさんはいいものを見させてもらったからそれ以上は望まないよ。邪魔をして悪かったね。後はごゆっくり」


‥‥‥‥‥‥


次の瞬間、エレの悲鳴が部屋中に響き渡った


フィーア「何事です!?」


◇◇◇◇◇


俺はみんなの前で、礼儀正しく正座をしている


フィーア「何か言うことはあるですか?」


何ヤダこの子、とても威圧的なんですけれど!

説明不要だが、全部俺が悪い。証明するまでもない、自明なことだ


でも人ってのはさ、自分の非をそう簡単には認められないんだよ




浩太「いや違うんですよ!!!いやホントにわざとじゃなくて!」


別にわざとじゃないんだ、いいじゃないかちょっとぐらい。過失だ過失、過失くらい許されてもいいだろ!それにエレ(アイツ)は女神なんだ、寛大な女神様はきっと許してくれるさ!


フィーア「ふーん、浩太ってそういう人間ということです?」


え、滅茶苦茶目線が痛いんですけど、ちょっと誰か助けてYO!


エレ‥‥‥には流石にヘルプできないからパスで。じゃあソルムとかどうだ!

俺はソルムに目で訴える。善人ならきっと揺らぐはず!




ソルム「‥‥‥‥‥‥‥」


すまんな浩太と言わんばかりの目で俺を見下ろすソルム

おい!今までの恩を忘れたのか!?お前がフィーアに痴漢しまくった時も助けてやったじゃねえか!


そしてフィーアの目がとても痛い‥‥‥。


フィーア「聞いてるです?本当に何か言うことはあるですか?」




浩太「はい‥‥‥すいませんでした。以後気を付けます」


俺は前科1となった


◇◇◇◇◇


さあ、雰囲気最悪だから気を取り直して買い物に行こう

現在近くの町を歩いているところだ


エレ「えと、何か話題とかないのでしょうか?ずっと黙っていてもちょっと気まずいですし」


浩太「大変申し訳ございませんでした。本当に、貴方様に劣情を抱いてしまった罪深き私をどうか浄化してください。このままじゃ、真の大人にはなれません」


エレ「いやそんなに気に病む必要はありませんよ!?今後気を付けてくれればいいですから」


エレ!あぁ、これが本当の女神の慈悲ってやつか!


浩太「感謝します女神様!」




そうして、俺たちは町の魔道具店に出向いた


この世界の魔道具は数えきれないぐらい存在する。というかそもそも魔道具って何ぞや?となる方も多いだろう。無論俺もそうだ


魔道具は、刻印魔法や水晶なんかを使った道具のことを指す。単純に魔力の増強のための道具もあれば、何か固有の魔法を発動する道具もあったりと、まちまちだ

ユニークさで言えば、『卵を程よく温める魔道具』なんかもある


ここの店の商品を見てみよう、なんか面白いのはないだろうか


そう思って、端から順番に商品を見ていく


浩太「どれどれ、何か面白いのはないかなっと」


‥‥‥ん?なんだこれ


『完全防御の杖』って書いてある。ちょっと買ってみるか


エレも好きなやつ買うっぽいし、俺も買ってもいいよな。多分、いいはずだ


◇◇◇◇◇


さてと、別の魔道具店にきました

別の魔道具店にきた理由は、他のタイプの魔道具も見たくなったからだ。さっきの魔道具店じゃあ、杖なんかが中心に売られていたが、今回の魔道具店はアクセサリー関係の魔道具を扱っている


いやちょっと待てよ、男が女にアクセサリーを買うって、それもしかして『デート』って事じゃ‥‥‥。ヤバい!やらかさない様にしなければ


浩太「よし、なんか好きなのを買いましょうか」


あ、ヤバい緊張で敬語になってしまった


エレ「どうしたんですか、急に敬語になって」


いやいや、ここは平静を保って行こう。大丈夫、俺ならできる


浩太「ああ、大丈夫。ちょっとボーっとしてて」


エレは不思議そうな顔をしているが、まぁ一応乗り越えられただろう


そんなこんなで、俺は店内を回っていく。なんかエレに合うやつはないのかな


‥‥‥良いのを見つけた。よし、これを買おう


俺はそれを買って、エレを待つために店の外で待機していた


◇◇◇◇◇


エレ「良いのが見つかりました!これ凄いきれいなんです」


エレは青色の小さな宝石が付いている首飾りを持ってきた、『アクアリウム』という。実に自然の女神らしいチョイスじゃないか。効果としては、「水中にいる時は魔力が上昇する」らしい

エレがいいものを見つけてきたので、『アクアリウム』も買った


というか、こんなことをしていたら随分と日が暮れてきた


浩太「買い物終了。ってことで、ちょっと寄りたいところがあるんだが」


エレ「ぜひ行きましょう」




そうして俺はある丘に向かった


浩太「ここはどうやら夜空がきれいらしい」


柄にもないが、エレをここに連れてきたかった

という理由も半分あったが、もう半分は天体の軌道計算をしたかったというのもある。ここは星がよく見えるんでね


エレ「本当ですね‥‥‥」


やっぱり自然の女神だからか、星にも何か感じることがあるのかもしれない

‥‥‥後、コイツを渡さなきゃな


そう思っていると、エレが突然話しかけてきた


エレ「浩太、私が何で天界に帰らず、こっちの世界にいるのか分かりますか?」


うん、唐突な質問キター

これってどう返せば正解なんだ!?下手な回答をしたらエレ信者に怒られる気がする


浩太「うーん、やっぱり俺が最初に助けた恩とか?」


よし!これはかなり妥当な答えを出したと思うぞ!これ以上の回答はないだろう!


エレ「それもそうですが」


え?外しただと‥‥‥。ムード最悪じゃねえかよちくしょう!どうすればいいんだよ!助けてYO!


少し間をおいて、エレが話し出す


エレ「一番は、みんなとの生活が楽しくて、戻りたくないっというのが理由ですね」


エレが、そんなことを言った

あれ?時間止まった?‥‥‥時間がすっごい遅く感じる。俺の速度光速に近づいた?相対性理論働いた?




エレ「天界に居た時は、女神の中でも一番役に立たなくて、ずっと泣いてばっかりでした」


女神の世界はそんなにも世知辛いのか。なんて考えてる暇はなかった


エレ「でもみんなといると、しっかり役に立っているんだなって感じるんです」


そんなことを言われると、バーティーリーダーとしては嬉しい。自分としても嬉しい

だが何だろう、息がしづらい。前にもこんなことがあったような


エレ「私は、私を必要としてくれる今が一番大好きです」


俺に目線を合わせ、そう言ってくれるエレは、目に映る何よりも美しかった


んん!?これってもしかして‥‥‥。いや変なことを考えるのはよそう。こういう変な勘違いから亀裂は生まれるんだ。うん、良くない良くない


そういえば、エレにまだあれを渡してなかったな


浩太「エレ、ちょっとこれを渡したいんだけど。手出して」


エレ「一体何でしょうか?」


エレは訝しげに俺を見つめながら、手をゆっくり出す

そうして俺はエレの手に少し「あること」をする。なぁに、単純な奴だ


エレ「これは‥‥‥」


エレは自身の手を見つめる


白いその手には、小さな指輪がはめられていた


浩太「ムードもクソもないが、指輪を買ってみた。どう?合うかね」


瞬間、エレが抱き着いてくる




‥‥‥‥‥‥自分でも何を言ってるのかが全く理解できない

え?どういうこと?「抱き着いた」、マジで言ってるの?おじさん本気にするって、勘違いするって


俺がその現状に頭が真っ白になっている間に、エレは俺にこう言う


エレ「‥‥‥ありがとう、本当に」


エレは涙声でそう言う


あ、ヤバい。場違いなことを言ってしまうが、俺の俺がエクスプロージョンしてしまった。ワンチャンエレに当たっているのでは?うん本気でヤバいかも。なんか凄いボーっとする。心拍数も3倍くらい上がってんじゃないの?ってぐらい心臓が馬鹿みたいに鳴っている。体温が急上昇してんのか?




そして、全身の体温が40℃に達したとき

俺は気絶してしまった

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