第14話「この世界の開拓史に刻まれる英雄の出発」
浩太「………………………………ってことがあったんですよ」
目の前には、口が空いたままの町長がいた
そして、白目を剝いて倒れてしまった
浩太「あーやべ、町長どうすっかな」
◇◇◇◇◇
レガスが王になりました。
今日は王位継承式です
勿論、私たちパーティーはというと
フィーア「追い出されたです」
ソルム「追い出されたな」
エレ「追い出されてしまいました」
浩太「なんで追い出すんだよ!!!」
そう、俺たちは王位継承式に参加しようとしたんです
でも受付の人にこう言われてしまいました
受付の人「いや、関係者以外立ち入り禁止だから、無理だよ」
浩太「いやそうは言っても、俺達は奴隷組織を壊滅させた英雄ですよ!」
受付の人めっちゃ呆れてるじゃん
いや知るかよ!俺は英雄だぞ!
受付の人「いいからさっさと立ち去りな、許可なく入れるわけないだろ」
フィーア「当たり前です」
ソルム「そりゃ当たり前だ」
エレ「当たり前ですかね」
浩太「チキしょう!この野郎ー!!!」
俺は見上げた空に向かって、そう叫んだ
後日、レガスと俺は商談をしていた
レガス「………………っていう手配でいいか?」
浩太「分かった。はぁ、これでやっと帰れるよ。大体、鉄道開通のための魔熱油のためだけにここまで来たのに..............」
俺はため息をつく
浩太「でもまあ、仲間もできたし、何よりもこうやって無事にみんなが居ることが一番だ。それじゃあ頼むよ、手配諸々」
レガス「ったく、相変わらず無礼極まりないな。他の連中の前では、無礼な真似はするなよ」
レガスが呆れたように言う
浩太「よしっ! ここからまた始まるんだ。新たな仲間を加えて、俺達は創り出していく。この世界の開拓史に刻まれる英雄の出発だ!」
◇◇◇◇◇
俺はこの砂漠の国アルーンを見つめる
レガス「じゃあ、またアルーンに来い!歓迎してやるよ」
ルミエル「皆様、今回の奴隷組織の壊滅。ありがとうございました」
ルミエルは丁寧に頭を下げる
浩太「………………君誰だっけ?お前ら覚えてる?」
ソルム「いや全く」
フィーア「国王様の隣に居たような………………」
エレ「私は覚えてますよ………………。名前だけ」
ルミエル「へ?」
いや普通に覚えていない、レガスの隣に居たような居なかったような………………
レガス「お前覚えられてねえじゃん」
ルミエル「そんなぁ………………。レガス様ぁ~」
あらら、あの子半泣きになっちゃってるよ
浩太「とにかくだ、俺の活躍をちゃんと聞いとけよ!」
レガス「酒のつまみ位には聞いてやるよ」
俺とレガスは拳をぶつけ合い、互いの健闘を称え合った
グキッ!
あ、レガスの力が強すぎて…………俺の骨が折れたみたい………………
浩太「ギィャァァァァァァァァ!!!」
ってことを全部町長に話したら
白目剥いて倒れちまったって訳だ
浩太「おおよそ、こんな小規模の町が大規模の、しかも国と貿易を始めるって聞かされて混乱状態ってところか?」
ソルム「いや真面目に分析するなよ。それよりどうする?俺は年下好きだから、食いたいならお前が食えよ」
浩太「いやいやまず女性を常に性的判断基準に落とし込むな気持ち悪い!そしてお前は年下好きではなく生粋のロリコンな!」
俺達はこの示されていない獣道を歩いた
時には仲間、時には魔法
そんな道を辿った訳だが、今度は何処に向かうのだろうか………………
でもこんな冒険も悪くない、と思えたのだった




