第13話「小さい王と弱者」
レガスに負け、獣王としてのかつての自分が燃え尽きたレグルス
「小さい王」はアルメッド神殿にて、初めて敗北した
希望も地位も潰えたレグルスは自身の敗北を宣言し、この内戦は終結した
でも、それを許さない奴が一人居た
???「おやおや?この前までの野心溢れるレグルス様が居ませんねぇ」
レガスは突如アルメッド神殿に侵入した者を警戒する
レガス「何者だ?見るところアルーンの兵士ってわけじゃ無さそうだが」
そんなレガスとは対照的に、レグルスは急に怯えだす
レグルス「貴様は!?や、やめろ..........来るなっ!!!」
???「おやおや、そんなにも怯えてしまって。これじゃあ契約も不成立ですねぇ」
レガス「何者だと言っている!答えろっ!!!」
レガスが怒号を上げる
???「おやおや、お気に触ったようでしたら謝罪申し上げます。私は魔王【ヴルトゥーム】の幹部【五欲】の一人、【惰眠のアヌビス】です」
それでも、レガスは動じない
レガス「それで、魔王の幹部が何の用だ?」
アヌビス「この男を魔界に連れて行くんです。この男は私たちとの契約を破棄したと見なしましたので」
アヌビスはレグルスを指差して、そう言う
レガス「させる訳ねえだろ」
アヌビス「いえ、しかし契約ですので。それでは」
アヌビスはそのままレグルスの身柄を連れて姿を消す
レガス「待てっ!?..................行ってしまったか」
改めて、レガスは王となった
テネブリス「くっ!?」
ルミエル「まだまだっ!!!」
ルミエルとテネブリスはずっと勝負を続けていた
しかし、二人の視界にレガスが入ってくる
レガス「もう終わりだ、テネブリス。俺の勝利だ」
ルミエル「レガス様っ!」
ルミエルはレガスの勝利を歓迎した。しかしテネブリスはそれを拒絶する
テネブリス「王太子、いえ王。いずれこの借りは返します」
テネブリスは姿を眩ました
◇◇◇◇◇
一方、俺浩太含めたパーティーメンバーはというと
フィーア「これでひと段落です!」
エレ「アジトの奴隷は全員無事ですね」
フィーアとエレは奴隷達の避難に成功
でもね、俺は・・・・・
浩太「いやさ、みんな無事なのはいいんだよ。うん、すっごく平和でいい終わり方だけどさ......................」
そうして、束縛されたルリの身柄を引っ張り上げる
ルリ「んん゛!ん゛んん゛!!!」(ちょっと!やめろキモイ!)
浩太「気のせいかな?微かにキモいって聞こえた気がするんだが...................。まあいいだろう」
俺は言いたいことがある
浩太「それで俺が戦ってたコイツさ、一般人未満の戦闘力らしいのね。俺がめっちゃ苦戦してた”コ”イ”ツ”が!!!」
そのときソルムが一気に吹く
そう、つまりこの事実は「浩太は一般人よりも雑魚」ということを表している
すっごい恥ずかしい!
浩太「コイツと俺の戦闘をずっとソルムは見ていたらしいのね。いや普通仲間がピンチの時は助けるじゃん。それをソルムは放置して一人で楽しんでいたらしいじゃない」
ソルム「いやぁ、あの戦闘はとても滑稽でした。まるで子供同士のじゃれ合いのように、微笑ましかったです」
ソルムが俺のことを小馬鹿にしてくる
浩太「お前、ふざけんじゃないよ。後でじゃなく今から制裁な」
ソルム「やっべ逃げなきゃ」そそそっと
浩太「待ちやがれ!【電気抵抗】!」
瞬時にソルムの動きを止める
ソルム「あっ!!!魔法は卑怯だぞ!」
浩太「黙れ!勝ちゃいいんだよ!!!世の中卑怯でナンボだ!」
そのままソルムに殴り掛かる
俺が一般人より弱いことがバレて、随分と恥を掻かされたが
アルーンの奴隷問題は一旦は片付いた
さて、これから俺達はどうなっていくんですかね......................




