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俺達が創るこの世界の開拓史  作者: white noto
第二章 示されていない獣道
31/55

第11話「合成された抵抗値」

ルリ「......................................」


ルリはずっと黙っている


浩太「どうした?そのまま動かなければもう一回切るぞ」


俺がルリを煽ると、ルリの顔が酷く歪む


ルリ「黙れっ!・・・・・お前が、私を上回ったらいけないんだよっ!!!」


ルリが激高した


浩太「だからうるせぇんだよ。その常に上から目線な発言が耳障りだ、自分が絶対的な存在だと思うなよ」


俺は再び切りにかかる

そうだな、慣れるまで【容量性抵抗キャパシティブリアクタンス】で付き合ってやるか


そして、何度もルリを攻撃した

ルリが反撃をしようものなら【電気抵抗(レジスタンス)】で動きを止め、【容量性抵抗キャパシティブリアクタンス】でずれの攻撃を繰り返した


20回くらいやったら、ルリはタイミングを掴んだらしい


俺の【容量性抵抗キャパシティブリアクタンス】が受け止められた


ルリ「チェックメイトだ______」


俺は【電気抵抗(レジスタンス)】で奴の動きを止める

一瞬ルリの動きが止まったが、すぐに動き出した


電気抵抗(レジスタンス)】は短いクールタイムがある。大体一秒くらいだな

だから、俺はもう一回動きを止めることはできない


浩太「______ぐっ!?」


グサッ、と鈍い音がして

そのまま俺の頬が裂かれた


浩太「はぁ..........................はぁ......................」


口の中が鉄さびの味で占められる

ちょっとマズったか。でも少しくらいなら耐えられる


ルリ「目を狙ったけど、ダメだったみたいだね」


目の前のルリは、獲物を追いかける肉食動物の眼をしていた。勝利に貪欲になり、今まさにその勝利を手にする瞬間を待っている眼だ


でも油断しきっている。今なら、行けるんじゃね?


浩太「こいよ、もう一度マッチだ」


ルリ「言われなくても殺してあげる」


俺たちは再度激突する

俺は狩猟刀を真っ直ぐルリの眼に向かって直進させる

それに対してルリが振り上げたナイフは、俺の攻撃を予測し俺の攻撃を弾くモノだった


浩太「【誘導性抵抗インダクティブリアクタンス】」


ルリが弾こうとしたナイフは

何も切らずに空振りした


空振りして懐ガラ空きになったところで、俺の狩猟刀が直進する


ルリ(フェイント!?今すぐ防がないと!)


ルリは咄嗟にナイフを間に入れて、防御の姿勢を取る


まんま引っかかってくれたな________


俺の狩猟刀はルリのナイフで防御されるはずたった

実際に突いたと見えたそのナイフは、ルリのナイフを通り過ぎそのまま消えていった


俺の狩猟刀はどうなったのだろう?


ルリがそう疑問符を浮かべたとき、さっき来ると思った衝撃が突然ナイフにかかる

ナイフは弾かれそのナイフはクルクルと回り、そのまま地面に落ちた


誘導性抵抗インダクティブリアクタンス】は自分の速度の位相を遅らせるスキル


全ては【電気抵抗(レジスタンス)】と【誘導性抵抗インダクティブリアクタンス】・【容量性抵抗キャパシティブリアクタンス】の効果を持つ俺が作ったスキル。


浩太「これが俺のスキル【複素合成抵抗(インピーダンス)】だ」


武器を弾かれもう攻撃手段を持ち合わせていないルリの喉に向かって狩猟刀を突き立てて、俺はそう言う


ルリ「覚えてろよ................死んでも何でも..........次はお前を必ず殺すっ!」


浩太「いや殺しはしないよ?だって前科付くじゃん」


俺がそう言うと、場が凍った


ルリ「は?...........いや.............敵は普通殺すでしょ?.....................え?」


浩太「そういうことだから、ロープで縛るね♪」


澄み切った満面の笑みで俺はルリを縛り上げる


ルリ「え?ちょっとこのまま放置する気!?サイテー!!!マジキモいんだけど!?」


浩太「うるせぇメ〇ガキ!いいか、俺は命までは取らなかった恩人なんだぞ!感謝しろ!」


そうして俺は奥へ向かう

途中ルリの悲鳴が聞こえたが、まあ気にしないことにしよう

追記:実際の位相とは違います。動作のずれと思っていただけたら幸いです。

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