第2話「妖狐の前に騎士が一人」
ソルム「神の名の下に、自由を侵害する弱者を断罪する」
男A「誰が弱者だぁぁぁ!」
男は殴り掛かる、しかし
ソルム「失せろ、【聖斬】」
男の左腕を切り落とす
男A「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男B「狂人だ・・・・・来るなぁ!」
ソルム「じゃあ失せろ、自由を汚す弱者」
男たち「「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
男たちは逃げて行った
ソルムは少女に向き直る
ソルム「怪我はない?」
少女「あっ、ありがとうございます」
ソルム「それなら良かった」
その時、一人の兵士がソルムに話しかける
兵士「ちょっとお兄さん、一緒に来てもらおうか。勿論そこの子も」
◇◇◇◇◇
浩太「どうしたソルム!なんでお前がお縄になってんだよ⁉ロリでも誘拐しようとしたのか?」
ソルム「俺は信徒だ、誘拐などするわけないだろう」
浩太「じゃあ何でお前は捕まってんだよ⁉」
そう、ソルムは男の腕を切り落とした罪を問われていた
男が獣人でなければ人権が無かったのだから罪など問われない
しかし、男は獣人であった
獣人には人権がある
兵士「じゃあお兄さんはヴィクトリウス教の教義に従ったに過ぎない、と」
ソルム「そうだ、その子が襲われている以上は見過ごせないだろう」
兵士「しかしなぁ、この子は奴隷なんだよ」
そう、少女は男たちに買われた奴隷だった
少女が奴隷である以上は男たちが何をしても罪は問われない
少女の名はフィーア
光を鮮明に反射する白金の髪
そして碧色の目
また彼女は種族・妖狐の獣人
兵士「まあ罪状については裁判次第、裁判は明後日行われる。お前が正しいなら他の全てを従わせろ、以上だ」
ソルム「クソッ!どうすれば・・・・・」
◇◇◇◇◇
そして、裁判の日が来た
裁判官「これから裁判を始める」
俺浩太とエレは傍聴席で裁判を傍聴する
今回の被害者の名前はザーレ
裁判官「起訴状。被告人ソルムは被害者ザーレが奴隷フィーアの自由を侵害した罪として神の名の下に粛清を行った。その際の粛清としてザーレの左腕を切り落とした」
裁判官「以上、それでは被告人ソルム。貴方はなぜこの様な事を行ったのですか」
ソルム「私はヴィクトリウス教の「人として生きるための自由を侵害する者に裁きを与えよ」という教義に従い、彼女の人権を保護する目的で行ったためです」
裁判官「では次に原告ザーレ。貴方は被告人の動機を踏まえ、事件の説明を」
ザーレ「俺はこの奴隷が命令に従わず脱走したから捕まえに行った。奴隷についてはこの国でも認められている!俺たちの奴隷契約に邪魔をしたのはこいつの方だ!」
そう言ってザーレはソルムを指さした




