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 雑貨<森の隠れ家>工房


 はい、時間を忘れて錬金しまくってた俺でありんす。

(ぐっすりねてたきゅりあなのです!)

 ただいま夜の七時…ログアウトしないとまたサクヤ様に怒られてしまう…

 最近時間忘れてやってしまうからなぁ…気をつけなければ…


 師匠の許可を貰ってここでログアウトしてもいいと言われますた。まぁログアウトって言っても住人さんには通用しないけどな!住人さん達は夢見と言われてるらしい。

 まぁそんなことは置いといて…ログアウトしなければ。

(ますたーいってらっしゃいなのですー)



 ▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△



 リアルに戻ってきてまずやることは…


「おにぃーご飯出来てるよー!」


 との事なのですよ。咲良たんがお呼びなのです、今日の晩御飯は何かな。


 晩御飯を食べていると咲良が尋ねてきた。


「おにぃはいま何処まで進んだの?ホノちゃんリアちゃんはもう第2の街に行ったよ?」

「なぬ!おれはまだアインスドットでうろちょろしてるってのにあの二人は俺を裏切って先に進むなんて…」

「ついさっき西の森を攻略したみたいだしね。まぁ、おにぃの装備なら第2の街に行っても通用する装備みたいだし」

「なんで装備のこと知ってるんだ?言ってなかったよな?」

「アゲハさんから直接教えて貰ったしね〜それより早く第2の街に来てよ!私待ってるんだよ?」

「西の森は攻略してるのはしてるんだぞ?まだ先に進んでないだけだ」

「それならボスは倒したんだね。ボスエリアの先にある川でおにぃの事だから時間忘れて没頭しそうだなぁ…」


 咲良が言うには、ボスエリアの先には川が流れており、そこには鉱石などが拾えるらしい。咲良はいつもみたいに時間を忘れるのでは無いかと心配をしていたけど大丈夫でしょ。多分…


「まぁそれは行ってから決めることだ!それより気になってたんだけどさ、西の先は街だろ?北は鉱山、南は海。それなら東はなにがあるんだ?」

「西は王都に続いてるの。そして東は聖都があるんだよ〜西は城、東は大聖堂だね♪私の拠点は西の王都にしてるんだ。優希さんは確か…聖都だったかな?北と南にも街はちゃんとあるけどねー」


 東の森を抜けた先にも街があり、その先には大聖堂がある聖都らしい。

 さらに咲良が教えてくれた。

 どちらの街でも職業の進化が可能になるとのこと。レベル30あれば上級職、条件を満たしていれば特殊職になれる。

 武器や魔法のスキルもレベル30で進化するとのこと。


「おにぃのレベルは今いくつなの?明後日のイベントはレベル30以下限定だよね?」

「そういや確認してなかったな…姫を倒す前が17だったから多分20にはなってんじゃないかな?後で確認しておかないとな」

「それならキュリアちゃんも同じくらいなの?てか姫?まさか王クラスモンスターだったの?エリアボス!」

「ん?キュリアも多分同じくらいか少し下だろうな。うむ、森狼姫だったぞ?エリアボス。なんとか倒したけどな」

「それならもしかしたら王クラスをテイム出来るかもじゃん!連戦してテイムしちゃってよ!」


 咲良に姫の事を伝えておらず驚かれた。それにエリアボスもテイム出来ちゃうのね…


 咲良が言うにはエリアボスも低確率だがテイム可能らしい。幾らHPを減らしても確率は数%とのこと。ほかのプレイヤー達も何回、何十回と戦ってテイム出来たらしい。


「はぁ…流石おにぃだよ…それより!キュリアちゃんもしかしたらもう進化出来るかもよ。基本的にはモンスターはレベル15で進化可能だからね。そうだ!この後おにぃFLOに戻る?戻るなら私の前で進化させて欲しいな〜。お願い!おにぃ〜」

「別にいいけど…でも15でもそう言ったログとか表示は無かったと思うけどな?まぁとりあえず第2の街に行けばいいのか?」

「うん!なら待ってるね!」


 2人は晩御飯を食べ終わりそれぞれの部屋に戻って行った。

 そしてすぐにFLOの世界に戻って行った。



 雑貨<森の隠れ家>工房


(ますたーおかえりなさいです〜!おなかすいたのですー!!ごはんなのですぅぅぅぅ!!)

「わかったわかった!わかったから頭の上であーばーれーるーなー!」


 キュリアは俺が戻ると同時に頭に飛び乗り暴れ回り、しまいには槍の石突で俺の頭を小突いていた。

 一つだけ残しておいたリプリルの実をキュリアに渡した。


「今はそれで勘弁な。後で屋台に寄るからそこでなにか買うからさ。そしたら西の森にいくぞ」

(やたいなのです!にくにくなのです!またいぬっころとたたかいにいくのです?)

「んー、ボスエリアを通らなきゃだからな…また戦うことになるのか?どうなんだ?まぁでも今戦ったとしても今回は苦戦せずに倒せるだろうよ」

(こんどはたべられないのですよ!)


 俺達は工房を後にして夜の西の森に向かうのであった。


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