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東方付喪鏡譚  作者: YORUTUKI
8/18

香霖堂での出来事

今回は香霖堂に行きます!

「こんな感じでどう!?」


「すっごいいいと思う!!アリス作れる?」


「私にかかればこんなの簡単よ!」


アリスさんとミロさんがミロさんのデザインを考えている。


僕は特にすることもないのでアリスさんの家事を手伝っていた。


「鏡夢くんごめんね?お客さんなのに私の仕事させちゃって…」


「いえいえ、ミロさんの体作ってもらうんですからこれくらいはしないと申し訳ないですよ!」


アリスさんにミロさんがなぜ人形に入っているのかなどいろいろ聞かれたのでフランさんが自らの魂をふたつに分けてしまったところから全てを話した。アリスさんは、ミロさんの体を作ることを約束してくれた。


「ごめんね、今材料がきれてるから明日か明後日にはできると思う。」


「了解しました!」


「今から材料もらいに行くんだけど鏡夢くんもついてくる?」


「アリスさんが迷惑じゃなければ行きたいです!」


ということで、アリスさんと出かけることになった。

もちろんミロさんもついてくる。



しばらく歩いていると「香霖堂」というところに来た。


「ここは香霖堂よ、外の世界のものが置かれてるの。」


外の世界のもの?

「博麗大結界があるのにどうやって仕入れてるんですか?」


「無縁塚っていうところがあるんだけど、ここは外の世界のものが流れ着いてくるの、ここの店主の霖之助さんがそこで道具を拾ったりしてくるの」


「なるほど」


アリスさんを先頭に店に入る。


「やあアリスいらっしゃい」


「霖之助さんこんにちは」


優しそうなメガネの男性がいた。


「おや?その子は?アリスの親戚の娘さんかな?」


「あ、この子は私に人形の注文をしてくれた子なの、それと可愛い外見してるけど男の子だよ」


「おっと、それは失礼したね。はじめまして僕は森近霖之助、この店の店主だよ」


「あ、浄玻璃鏡夢です。」


「鏡夢くんよろしく」


「この前言ってた布はあった?」


「あぁ、ちょっとまってね、取ってくるよ、鏡夢くん店の中は自由に見てもいいよ」


「あ、はい!」


そう言われて店の中を見回したがいろいろなものがある。


魔法道具だったり手鏡だったりとジャンルはバラバラだ。


その中にある一本の刀が目に入った


綺麗な装飾が施されているわけでもなく地味な鞘に収まっている特徴のない刀だ。


「あぁその刀は特別でね、能力を持ってる刀なんだ。」


布を持った霖之助さんが説明してくれた。


「能力…ですか?」


「ああ、「光を放つ程度の能力」っていう使い道のよくわからない能力を持ってるんだよ。」


光を放つ程度の能力…他の人には使い道がなさそうだけど僕の特性とあっている。


「もしよかったらそれあげるよ。能力が使いにくくて売れないんだ。」


「え!いいんですか?」


「うん、お近づきの印にとでも言っておこうかな?」


「ありがとうございます!」


「鏡夢くんよかったね」


武器を手に入れた。そういえばこの刀の名前はなんだろうか。

霖之助さんに聞いてみた。


「あ、名前か確か「光刀こうとう天照てんしょう」だったかな」


「天照…かっこいい名前してますね!」


「じゃあ、鏡夢くん行こうか」


アリスさんが扉に手を掛けた。


「はい!霖之助さんさようなら!」


「ああ、いつでもおいで」


「それじゃあね霖之助さん」


「次の入荷はもう少しかかると思うよ。」


「ええ、わかったわ。そういえば霖之助さんは今日の宴会くるの?」


「そうだね、時間があったら行くよ。」





帰り道アリスさんに宴会について聞いてみた。


「幻想郷ではね、異変が解決した後は博麗神社で宴会するって決まってるの」


「そうなんですか、」


そういえば映姫様は、忙しいからいつも行ってなかったな、小町さん行きたがってたっけ?


「あ!そうだ!鏡夢くんも宴会くる?」


アリスさんがそう提案した。


「え、いいんですか!だったら行きたいです。」


「宴会…フランとお姉様来るかな?」


僕の頭の上にいたミロさんが呟いた。


「来ると思うよ、レミリアは毎回いるし」


「そっか、私も行く。」


「お姉ちゃんに会いたいの?」


「うん、紅魔館出て1日目だけどやっぱり寂しいな…」


ミロさんも寂しいんだな…映姫様から逃げなくてもいいようにしたいな…そうなると僕が無害だってことを証明しないと…



鏡夢の武器が登場です。光刀、天照

どんな活躍をするかはこれからをお楽しみに!次は宴会です。

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