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東方付喪鏡譚  作者: YORUTUKI
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対フランドール戦

浄玻璃鏡夢の能力の効果の一つが判明します!お楽しみに!

扉を開けるとそこには知らないお兄さんがいた。

「お兄さんだれ?」

私は疑問に思ってそう聞いた。

彼はよう答える。


「おっと失礼!僕の名前は浄玻璃鏡夢!空が紅く染まっててその根源を探したらこの館があって、地下から異質な気配がしたので気になってきてみました。」


きょうむっていう名前らしい。空が紅く?またお姉様が異変を起こしたのかな?私が苦しんでるのに…


「うぅっ!」


まずい…「ヤツ」が来る。お姉様が私のことを考えてないかもしれないって弱気になっちゃったからだ……おさえろ!おさえろ!おさえろ!出すわけにはいかない!

急に苦しみだした私を心配して


「君?大丈夫ですか?」


と、聞いてくる。せめてこの人を逃がさないと…そう思い最後の力を振り絞って


「おにい…さん…逃げて…!」


少女の意識は闇に落ちていった。




少女は開眼した。

にっこりと狂気な笑みを浮かべて。




「やっと体の主導権を奪った。前に奪った時から随分経ったなぁ。フランドールのやつ、まさかここまで私を抑えるなんてね。」


体を動かしながら感覚を取り戻していく。私は思った。もっと良い感覚の取り戻し方あるじゃない。


「ねえ!キョウム!一緒に遊びましょう?」


彼は少し迷った顔をしたけど、


「良いですよ、なにをしますか?」


了承した。


「弾幕ごっこだよ!キョウムはすぐ壊れないよね?」


彼はキョトンとしている。ルールを知らないのかな?教えてあげる。


きらきら光る、羽を広げ空を舞う。

そしてスペルカードを取り出して…


「禁忌「クランベリートラップ」!」

スペルカードを発動する。


「弾幕ごっこっていうのはね…こうやって放った弾幕を避けながら自分の弾幕を相手に開ける遊びのことよ!」


彼は空を舞い見事に全て避けて見せた。


とても余裕そうな表情をしている。その表情を歪ませたい。心のドロドロとした感情が私の心をそう思わせた。


「やるね!まだまだいくよ!」


「禁忌「レーヴァテイン」!」

燃える巨大な剣を振り回す。それを、相変わらず余裕な表情でかわしていく。


「禁弾「スターボウブレイク」!」

間髪入れずに弾幕を張り巡らせる。

一瞬の隙も与えない。


「禁忌「フォーブアカインド」!」


軽々と避けられる。少し疑問に思ったので質問してみた。


「なんでそんなに避けれるの?」


それを聞いた彼は、


「さあ?なんででしょうね?」

…と、曖昧な返答を返してきた。


「まあいいわ、まだまだ弾幕の嵐は止まないからね!」


「禁弾「カタディオプトリック」!」


「秘弾「そして誰もいなくなるか?」」


次々と弾幕を打つが、やっぱり避けられる。


「Q E D「495年の波動」!」


ラストスペルを放った。一つも当たらなかった。どうして?


不思議に思ってる私の前までキョウムは飛んできた。そして、


「さて、もう終わらせましょうか…」


そう言った。


終わらせるわけにはいかな…



キョウムは右手を私の目の前でかざして、後ろに引く動作をした。


次の瞬間、私はフランドールの体から引っ張り出されていた。


「な、なにを!?」

そういうのが精一杯なほど混乱していた。


「僕の能力は「真実を映し出す程度の能力」この能力は真実を映し出すほかにもまだいくつか別の効果があります。その中の一つが今やったように、真実の中にある偽りをはじき出すことができる。っていう効果です。」


正直、よくわからなかった。


「真実から偽りをはじき出す?」


「はい、フランドールという真実の中にいたあなたという偽りの存在を、はじき出してフランの中から摘出しました。」


そんなことができるなんて…


「さて?君のことをどうしましょうか?」


彼は真剣な顔をで私を凝視する。



私はどうなっちゃうんだろう…





どうでしたか?

真実を映し出す能力の効果として真実に隠れる偽りをはじき出すことができるという能力は、フランという本体の中にあったフランの精神(真実)ともう一つの別の精神(偽り)で、真実を残して偽りを引っ張り出す…なんてことができます!

この能力、別のことにも使えるかな?正直、フランのために考えた技なので別のことに使えたら良いなぁなんて思ってます。

次回で第二次紅霧異変解決します!


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