異変解決組始動!
この話だけでは、仮に第二次紅霧異変とするとの異変は解決されません!
そこのところご了承お願いします!
ここは地下、暗くてジメジメしてて何もない。どこを見回しても黒色ばかり一部には赤いシミがある。
私はこの空間でたった1人で「ヤツ」を抑えている。私、フランドール・スカーレットはみんなに心配をかけたくない。
コンコンコン
地下の扉がノックされる。
「妹様、お食事をご用意いたしました。」
咲夜が食事を持って来てくれた。
「咲夜、ありがとう!そこに置いといて。」
苦しいけど、平然を装う。
「妹様、何かありましたら私に頼ってくださいね?」
「咲夜!大丈夫だよ!心配しないで!」
私は笑顔を作った。不自然だったかな?
そんなことを考えながら。
「わかりました。では、失礼いたしました。」
咲夜が部屋から出ていった。
ドット疲れがたまる。気をぬくと「ヤツ」が現れる。気をぬいてはいられない。
「ヤツ」は、私が私の能力である「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」という強力な能力を使いこなせなかったがために生まれてしまった私の別の人格冷静に無慈悲にこの能力を使ってあらゆるものを破壊する。もし「ヤツ」が出ているときに咲夜、美鈴、パチュリー、小悪魔…お姉様が出会ってしまったら……考えたくない。
だから私は今日も「ヤツ」を抑える。
空が紅い。しばらくは異変がなかったからのんびりしてたのに。レミリアのやつなんでまた異変なんて起こすのよ。
私はイライラしながら準備をしていた。
「おーい霊夢〜!」
この声は魔理沙ね、
「魔理沙も異変解決?」
「そうなんだぜ!いつもなら霊夢はすぐ動かないから私の出番かと思ってたら今回は早いんだな?」
失礼な私だってちゃんと仕事してるわよ。なんて思ってると、
「どうせ、さっさと終わらせてごろごろしようと思ってるんだぜ。」
核心をつかれた。
「うるさいわね、さっさと行くわよ。」
「怖い、怖い、」
魔理沙は、腕を組んだわざとらしく震える動きをした。
「おーい霊夢!」
鳥居の方向から声が聞こえた。この声は、
「妖夢?それに早苗もどうしたの?」
妖夢と早苗がいた。
「幽々子様に特訓の成果を見せてあげなさい!っていわれました…」
と、答える妖夢に、
「私も、諏訪子さまと神奈子さまに同じことを…」
と、答える早苗。
なんというか…どんまい。
すると魔理沙が、
「さて!第二次紅霧異変攻略作戦だぜ!」
なんかまた面倒なことを言ってきた。
それに対して早苗は、
「どんな作戦でいきますか?」
乗ってきた。
流石に作戦なんていちいち考えるのは面倒だし、
「そんなの乗り込んでドカーン!でいいのよ。」
話を終わらせることにした。
「霊夢、奇遇だな!私もそれを考えてたところだぜ!」
そんなことだろうと思った。
「魔理沙!そんなの作戦なんて言わないよ!」
妖夢が魔理沙につっこむ。
はぁ…めんどくさい。
「さっさと行って、終わらせるわよ」
「「「いえっさー」」」
3人が声を合わせて言う。なんで合うのよ。
何はともあれ紅魔館に向かうことにした。
森を抜けたらそこには、大きな紅い屋敷があった。
「お〜すごい!」
どうやらここが紅魔館のようだ。
「薄々思ってたけど、この屋敷の地下にとんでもないのがいますね」
それは、妖力、魔力、霊力、ましてや神力とも当てはまらない異質な気配だった。
「普通に気になるから行ってみましょうかな?」
とこから入ろうか、正面から…いや門番がい…あれ?寝てない?でも隙がない。
すごいなぁ、寝てるのにちゃんと門番してる。
色々考えたがやっぱり正面から行くことにする。
「全身鏡面反射ステルス!」
全身を鏡にして、周りの景色を映すことで姿を消す方ができる。気配も完全に消してしまえば、僕を見つけることは難しい。
ということで、正面から堂々と入っていきましたとさ
「さて、向かうは地下!張り切っていこう!」
小声でそんなことを言いながら地下への階段を探す。
そして…
「あった。」
そう、あったのだ。
「この異質な気配…もしかして…」
どの力にも当てはまらない赤黒くドロドロしているような気味の悪さ、
「これ、多分狂気ですね…」
地下にある大きな扉の前に立ち、体の鏡面反射を解く。
コンコンコン
ガチャ…
扉が開き金髪の少女がこちらを弱々しい力で見つめてくる。そして一言、
「お兄さんだれ?」
この小説ではフランが狂気に侵されている設定にしてあります。
鏡が周りの景色を映して、景色に溶け込むってありますが現実だとよく見ると分かっちゃいます。でもここは、常識の通用しない幻想の地…幻想郷なので、ほぼ完全に見えなくなります。鏡夢の隣に誰かが来てしまったりすると、映っちゃうのでバレますが、そのあたりを気をつければなかなかに強い力です!次の話では、鏡夢の能力のもう一つの効果が発動します!ここまで読んでくださりありがとうございました!