伍「狂闇殺終(マッドダーグキルエンド)」
―「あはっ、ああああはあは……あぁ??」
其処に広がっていたのは、血と肉と生臭さだった。
―そうだ、私は弟を―
「…嫌…だ…何故…? なんで、ねぇ、ねぇ…ただ私は愛したいだけで…あああ…
…は?…あ……っ…」
愛したい、だけ。
離れてほしくなかった、だけ。
そうだったのに
正常の、筈だったのに―
暫く、笑っていた。
何も出来ずに、狂気に包まれて―
太陽に照されて。
気配があっても無視して、笑い続けた。
―「あれれ、こんなところに人殺しですか?」
気配は近寄る。
「…おーい。無視はいけないよ」
恐くて、後ろを向けない―
裁きを受ける時なのは、解ってる。
でも自分の行動が信じられない―
死んじられない
「ねぇ、お姉さん?
私が魔法をかけてあげれば、貴女は償える。」
…償うことさえもう出来ない。
「…っ…」
それは、償うと同時に自分を失うことになるから―…
大量の子供が失踪する、事件―
その元凶が、梦に出てきたんだ。
『失踪した子供の事?? あぁ、その子供は貴方みたいな人間に壊された子供なんだよ。
そんな奴らのことを『狂い者』…そう言うってね』
確かに少女はそう、言っていた。
裁かれ亡きゃいけないのでしょう?
「諦めたようだね。それじゃあ、償える魔法をかけてあげようか。」
「あ゛あ゛゛あ゛あ゛゛あ゛っ゛゛あ゛あ゛あ゛あ゛゛゛あ゛あ゛゛ああーーーあ゛あ゛っっあ゛゛あ」
償える魔法が使える『少女』は、ちゃんと償える魔法を、私にかけてくれた。
☆dark end☆




