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弐「離、ダメ」
―観たい。観たい。全部ちょっとだけ観たいから、お風呂にあるボディーソープにカメラをつけた。
妄想が暴走して、ドキドキ胸が鳴る。狂気が包んで、あっという間に狂った私。
嗚呼、なりやまない鼓動。
な り や ま な い ド キ ド キ 。
私、変態なのかなあ…?
…いや、ちょっとだけ愛が強い、いたずらっ子、だもん…
「じゃあ先にお風呂入るね~」
そう言った弟は、洗面所へ行った。
さて、そろそろ部屋に行かないと。
―ザパァァン。
体を洗っているようだ。
ちゃんと洗えてるかなぁ…
とか思いながら見ていた。
なんだか昔のことを思い出す。
また、痛い―
一緒にお風呂入って、一緒に体洗って…
…あれ
―「お姉ちゃんから、離れていかないで…っ」
そんな思いが、芽生えてしまった。
今日は素直に一緒に寝ることを誘おうと思った。
―「ねぇ、今日一緒に寝ない?」
「え、なんで?」
「いいから、一緒に寝よ?」
「え、ちょ、待っ…」
「…嫌?」
「あの、そういうわけではないんだけど…」
「…今日はそれでもいいけど…………でね」
「…え?」
「…今日はそれでもいいけど…
お 姉 ち ゃ ん か ら 離 れ な い で ね ? 」
「えっ…」
「じゃ、おやすみなさい。」
無意識のうちに、そう言っていた。




