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銀杏並木の歩道

作者: オザミツ



県内のとある西部の町に

農業大学がある


公園も運動場も整備され

人気は欠かさず誰か居る

緑も多いしリスも住む

大人も子供もやって来る


その大学隣の南側

車道並の道幅で

銀杏並木がある歩道

ココを毎日散歩する


葉も何も無い枝振りだけの時


芽が生え緑が点々として居る時


その芽が日に日に大きくなり

葉の形にまで成長する時


枝振りが見えないほどに

葉っぱが生い茂る時


生い茂るのが落ち着いて

蝉が騒がしく鳴き始める時


半分緑半分黄色に

やがて変色し始める時


ハッキリ黄色に色づいて

重さに耐えられず落ち始める時


枝振りが見え始め

歩道が黄色に染まっていく時


やがてまた

枝振りだけしか見えない時


遠い昔

散歩をし始めて

何度この繰り返しを見たことか


歩く速度も空気も変わり

最近杖を使って散歩する


老いた自分と

銀杏の背丈を比べてみる時


一緒に歩いた相棒が

他界してから一人で歩く


銀杏並木のこの歩道を


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