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はるさらば  作者: すとろんべりー
3/3

お出かけ 〜girl〜

今回はまな。目線でお送りいたします!



彼の手は私より一回り大きくてあたたかく何故だかとても安心した。


「行くか」急に言われたのでびくりしたけれど私は精一杯の感謝を込めて

「はいっ!」と返事をした。


彼は荷物を取り店のドアを開けた。

カウンターを挟んで話していたので分からなかったが、目の前に立たれるととても威圧感がある。身長も180後半はあるのではないだろうか。

通りで彼と話しているときは首が痛いと思った。


店を出るとわたしは彼の一歩後ろでついて歩いた。


ドンッッ


誰かがぶつかってきた。私は手に持っていた本を落としてしまった。

彼は本を私の手に戻し、ぶつかってきた子どもの頭に手を乗せとても優しい声で

「気をつけるんだぞ」と言った。


すごく意外だった。私が初めて店に行ったときは冷たい対応をされた気がするし。外見も優しいお兄さん。というような感じではない。

対応に関しては私の頼みに無理があったからかもしれないが…。


歩いてるとき沈黙も気まずいので

「子ども。好きなんですか?」

勇気を出して聞いてみた。


すると彼は「ああ。好きというか親父の影響なのかもしれないな」と

どこか懐かしむように言った。


言い方からして今はこれ以上聞くのはもうやめようと思った。結局店に着くまではずっと城下町の騒がしい音だけを聞いていた。


私たちはまず最初にストパンダの看板が掲げられているお店に入った。


豪華な玄関だ。廊下が続いていてその先にのれんがあるのが分かる。


一歩足を踏み入れると、子供部屋のようなごちゃごちゃした空間が広がって


回復薬の独特の蜜のような甘い香りと

窓のさんに生けてある王国花ノピアの柑橘系のにおいが鼻をくすぐる。


この店の雰囲気を感じていると、


「ふざけるな」


という怒声が私の耳を走った。

最後まで読んでいただきありがとうございます!


女の子目線どうでしたか?

次回もぜひ!読んでください。

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