入学式 その一
入学式である。以上。いやね、入学式ってさ、どうしてこうも初見の人しかいないんだろうね。中学の時はまだ同じ小学校の同級生いたからよかったよでも高校だよ。俺の中学7人だよ。400人中7人。少な過ぎだろ。
こんな知らない人ばっかのとこで人見知りの俺に何しろってんだい。.......ていうか校長貴様いつまでしゃべってんだよ...早くしろよ。
なんでこうも大人ってのはしゃべりたがるのかね。聞いてるこっちは如何に暇をつぶすかで大変なんだけど。学生の気持ち考えてくれんかね。
「では...今からプリントを配るので前から順に回して行ってください」
うわまじかちょっと待ていやほn
「あの..はい」
やべえもう回ってきたどうすんのいやあのそのえーとなんと貰えばいいんだしかし早くもらわないと
「あ..うん」
.....やらかしたかな。これ絶対印象に残んないやつだ絶対暗いって思われたわうーわまじかあそう思われたかあ。
いや待て自己紹介でまだなんとか..いや待てここでしっかり掴み直さないとなのかなああもうがんばれ俺の脳!!!
ダメだ頭爆破する。多分テロ組織に爆弾埋め込まれてるわ。 あれこれナイスギャグじゃね。
「ねえなにあの子.......さっきからブツブツ喋って...」
やべええ聞かれてた恥ずかしいいや待てだがしかしだ。今のナイスなギャグも聞かれてたわけでもうあの人達はわらうs
「しかもあの変なの.テロ組織がどうとか..クラス一緒にはなりたくないね..」
死にてえ。なんだろうこう...死にたい。なんでこうも最近の高校生というのはキレやすいのかね。きれてないっすよとか言いつつ絶対キレてると思うんだけど。
「はい。以上で入学式を終わります。生徒は各担任の先生に従って教室に入って下さい」
もうチャンスはここしかねえ..俺の高校生活はここにかかってるといっても過言ではないだろう。絶対成功させて見せる!!」
「ねぇ..あの子邪魔なんだけど.......しかもガッツポーズしてるし」
「ねぇ気持ち悪いねえ」
「あら、気が合いそう」
「私もそう思うわよろしく♡」