表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ウィルバード

作者:白銀
地上の陸地の九割以上が水没した時代、人類は巨大空母を空中都市として、生活圏を移していた。そんな中、辺境空域に存在する空母都市ヘヴンへ、ノアとディヴィエイトの二人が降り立った。二人は中枢区域から派遣された諜報員だった。だが、到着して間もなく、ディヴィエイトは突如発狂し、背に翼を生やして飛び去ってしまう。それを見たヘヴンの自衛組織エンジェルズがノアを追う。民家に逃れたノアは、そこでヘヴンのアイドル、アルシアと出会った。アルシアがノアを匿った事をきっかけに、二人は互いに惹かれていく。戦争で全てを失くしたアルシアは、その不幸な経緯を利用され、ヘヴンの政府に都合良く動かされていた。しかし、アルシア自身も自らの生い立ちによって負った傷から、争いに反対するというその役目を進んでこなしていた。だが、そんなアルシアの中に哀しみが常にある事にノアは気付いていた。やがて、二人の心はすれ違ってしまう。仲直りのできぬまま、ノアはヘヴンの真実を知る。エンジェルズが生体調整によって強化された人間である事や、ヘヴンが中枢区域によって攻撃されようとしている事、ノアが中枢区域に切り捨てられたという事を。その後、ヘヴンは戦場となった。中枢区域とエンジェルズが戦う中、ノアはアルシアを探し出し、強引に逃走を始める。ノアが人殺しだと知ったアルシアは彼を拒絶してしまう。だが、ノアは、アルシアの想い全てを抱えたまま戦場の中を、脱出艇へと向かう。かつての同僚、リーガとの決着もつけ、ノアはアルシアと共に崩壊するヘヴンを脱出するのだった。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ