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万事屋クライス

ねぇ,これマイク入ってるー?え?おk?ゲフン…(咳払い)


 初めまして,作者の無花果いちじく)と言います!

此度は,こんな無名過ぎる自分の小説を手にとって(?)いただき,ありがとうございます!

何故こんな前書きを書いているのかと申しますと、はっきり言って注意書きです。

まず…,

① 自分はこの上ない初心者です。

② gdgdな文章となるでしょう。

③ 小ネタやパロディが含まれます。

以上の注意事項が大丈夫な方は,この物語を,ご愛読いただければなぁ,と,思います!

では,前振りはこの辺に。

この物語は,今からそう遠くない,近い未来の話。

とは言えど,不況が改善されたわけではなく,会社をクビになる人も後を絶たなかった。

何も信用できない,今の世の中で,人の人気を集めたのは―――

宗教だった。

人を,社会を信じる事が出来ない。なら,信じられるのは神だけ。いまや,神に祈るのは常識。

故に、現在の世の中には数多くの宗教が存在する。

そして、宗教の下で創られた学校も少なくないわけである。

とある県にある高校,私立クライス学園も,その一つであった。



ここは,私立クライス学園裏の空き地。だだっ広く何も無いこの場所で,二組の集団が向かい合っていた。

否,片方は集団と言うにはあまりにも少人数で,片方は,集団と言うにはあまりにも大人数過ぎた。

片や三人,片や数十人。差はあまりに歴全過ぎた。

今,この集団で何が行われているか,ここに至るまで,何があったのか――



時は遡り,一日前の午後三時四十五分。初夏の時期でありながら,外の気温は二〇℃以上。

上から見たらまるで日本銀行のような建物の構造をしている私立クライス学園。

地図上では東に当たる方向を上とし,円の字を書いたようなこの校舎の南西の端の部屋。

この部屋は,午後には他の部屋より気温が高くなりやすい。実際今の室温は二十七℃だ。

「暑い……」そんな声が聞こえてきた。今,この部屋の中には一人でも人がいるのだ。

まあ一人もいなかったらこんな部屋紹介しないのだが。ともあれ。

この部屋は一般的な教室と比べて少し狭いのだ。その狭い部屋に,実際は二人,いた。

一人は,部屋の中央にあるテーブル,会議などに使われるような細長い,けれど決して大きくない

テーブル。長い面に対し椅子が片方二つずつ,計四つの椅子が置かれているが,その一人は,どの椅子にも座っていないのだ。つまり,テーブルの上に,うつぶせになって寝転がっている。

その人の名は,葛西春斗。高校二年である。

テーブルの表面がよほど冷たいのだろう,頬をなすりつけながら春斗は,

「暑い……」

ただそう呟いていた。

その側,部屋の片隅に設置されたソファの上には,もう一人が,寝転がりながら団扇を仰いでいた。

その人の名は,風間雷斗。春斗と同じく高校二年である。

春斗と雷斗の身長は,一七〇cm近く。二人とも,どちらかと言えば標準的な体格である。

その二人が,ワイシャツの状態で,雷斗に至っては第二ボタンまで開けて,だらしなく横になっていた。

「カツー…あんまり暑いっていうとー…我慢できなくなるにゃー…」

「しょうがねぇだろー…実際問題暑いんだからよー…この部屋ー…エアコンつけてもらおっかなー…」

「政府がこんな辺境の地にー…電気を整備してくれるとー…思うのかにゃー…」

「してもらわなきゃー…困るんだけどなー…」

なんてぐだぐだした会話を三分ほど続けたところで,その会話は打ち切られた。

ドアをノックする音。その音で,二人は飛び起きた。この部屋に人が来る時,それは大抵が「依頼」だ。


会話が打ち切られたところで,二人の容姿についてふれておこう。

葛西春斗。先に触れたように,身長は一七〇センチ近く。体格は標準よりいいほうだ。

両腕に包帯を巻いていて,右眼に眼帯。左眼は黒い。髪は赤みを帯びた黒。少しぼさぼさだ。

風間雷斗。こちらも同じような体格なので省略。

首にはヘッドフォンを提げていて,サングラスをかけている。十字架をあしらった腕輪まで。

髪の色は金。おまけにオールバックという,完全に不良の見た目である。


改めて。

この部屋に最近滅多に人が来なくなっていた二人にとって,今回の来客はとーっても久しぶりなのだ。

ちなみに,この部屋で何が行われているか。

【万事屋クライス】 言わば探偵だ。二人は,学校内のトラブルを,無償で解決しているのだ。

稀に報酬を受け取る事もあるが。

真っ先に対応に出たのは春斗だった。ドアに一番近い位置にいたのだから当然なのだが。

「はい!万事屋クライスへようこそ!」なんていいながら物凄い笑顔で,勢いよくドアを開ける。

「カツ,お前の猛暑は来客によって吹っ飛ぶのかにゃー…」と,雷斗に関してはそんな春斗に引いている。

今更だが「カツ」と言うのは春斗の愛称だ。

そしてドアの向こうには,そんな春斗に対し鬱陶しそうな顔を向けている男がいた。

身長は一六五cm程度。故に春斗を見上げる形にはなっているが。

「何だ,会長かー…」また春斗に猛暑が戻って来た。当然である。万事屋にとって,生徒会は

目の敵なのだから。

「何だとは何だ。私だって一応客だぞ?」

といって,会長と呼ばれた男は,先程まで春斗が寝ていたテーブル,の椅子に,流れるように自然な流れで

座った。そこは,万事屋の『客』のみが座る事を許されている椅子だ。

つまり本当に客なのだが。春斗はさらさら対応する期も内容で,代わりに雷斗が対応する事になった。

「で,その生徒会長殿が,こんな辺境に何の用で?」

「そんな皮肉混じりに言うな」会長は高らかに笑った。

笑ったときに,言わば青紫色の髪が揺れる。

「ま,ここに来たのは他でもない。生徒会でも対処できない案件でな」

そう言って,会長は眼鏡の位置を調整し,話を続ける。

「ここも学校だ。不良がいないわけが無いんだけれど。それでも近隣の不良よりは大人しいほうだろう。

それが仇となったのか,この学校の不良二十人」

急に会長の眼が真剣みを帯びた。

「――その近隣の不良たち相手に,全滅した」

「「なっ――」」二人が同時に戦慄した。

それもそうだろう。いかに二十人といえども,それは少数精鋭みたいなものだ。

この学校は,男女問わず,少なくとも常人よりは体力があるし,打たれ強いから。

ある理由で。 

真っ先に反論したのは春斗だった。

「不良なら尚の事体力には自信がある奴ばかりでしょう?何でそいつらが…」

「ふむ,そう思うのも無理からぬな。しかしだ,葛西。相手は,こちら側の倍の人数のうえ、

一人は,真剣を持っていたという」

「「は?」」二人同時に,訳がわからなかった。

それも(ry。この国で真剣を持てば,銃刀法違反だからだ。

「真剣とはいえ,法に違反しない長さのナイフだったらしいがな。しかも,そのナイフを持っていた,

恐らくはリーダー格の男。相当の巨漢で怪力だったらしいぞ?」

「で,会長殿はそいつらの相手を俺たちに任せようと?どうする春斗」

そこで春斗は不適に笑い,

「この依頼,引き受けた――」



そして冒頭の場面へと巻き戻る。

詰まる所,二十人の不良でも勝てなかった四十人の不良相手に,

あろう事か,三人で相手をしようというのだ。

相手の不良側は,今すぐにでも喧嘩がしたいとうずうずしている。

否,既に喧嘩は始まっている。三人は囲まれていて,まだどちらも手を出していないだけなのだ。

「手前ら,俺たち相手に経った三人で喧嘩売ろうってのか?笑わせるなぁ。そうだろ?野郎ども!」

リーダー格の男の一声に,周りの不良は一斉に雄叫びをあげた。無茶苦茶うるさい。

そんなことを気にする三人ではないわけで。

「どうする会長?俺はあの真ん中の化けモン相手にするぜ?」

「あー,カツずるいぞー。美味しい所持って行きやがってー」

「フン,私はどちらだろうと構わん。私は向かってくる物を払うだけだ。まあ,お前とそいつの一騎打ちに

かかって来る火の粉を払ってやるぐらいは出来るかもな」

「へっ,あんたが一番長い台詞吐いてんのが気にいらねぇけど」

「いいからさs「さっさと始めんかぁ貴様らぁ!」

横槍を入れられた。このリーダー格の男は相当短気らしい。

「――ハァ。じゃ,言い古された台詞かもしれないけど…」

それは,開戦の合図となる。

「――会長,雷斗,負けるなよ?」


春斗が勝つ→敵の首領が倒れる→敵陣は総崩れ→手っ取り早く終わる→書く量が少ゲフンゲフン

【春斗パート】

向かい合っていたその男は,軽く二mをこえていて,人の大きさとして見れなかった。

そして聞いたわけでもないのに名乗られた。

「我が名は条野内条輔!通り名は『怪力のジョj「皆まで言うな」

はっ!思わずつっこんでしまった。

「ほぉ,我が名を聞くとすくみ上がる連中が多かったのでな,なかなかいい器を持っているな」

なんか偉そうだ。物凄く上から目線で物を言って来るんだけど。

「そいつら,竦んだんじゃなくて引いただけじゃない?相当変わりもんだよあんた」

「ほぉ,その発想は無かったな。参考にさせてもらおう。だが!」

名前で書くのもめんどくさいんでもうジョジョで良いか。(良いのかなぁ)

ジョジョは左半身の構えを取り,拳を構えた。

「我が拳!一身に喰らって立ち上がれるものかぁぁぁ!」

次の瞬間には拳が飛んできていた。速い。と言うか今,

十発ぐらい同時に飛んで来た!?

「見切れまい!この拳を!百列拳を!行くぞぉ!」

更に続けて拳が飛んでくる。駄目だ,避けられない!

「オォラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

言われた通りに一身に受けてしまった。

「――ほぉ?倒れぬか。しかし動けまい!続けて行くぞぉ!」

しかし――

ガシィ

「見切った」「なにっ!?」

致命傷じゃない。寧ろ痒いくらいだ。

「お前の初撃の位置は見切れた。次に放たれる拳の位置もな」

「くっ,くそがぁぁ!オオ――」

ガシィ

あまりにでかい拳でも,見切ってしまえばそれだけの事。

常人では見切れない動きを,何故見切れるかって?


私立クライス学院は,ある授業を取り入れていることで,注目を浴びていた。

魔術。詳しい説明は後にするとして,春斗がジョジョの動きを見切れた理由はそれにあった。

肉体強化。使った本人の運動神経を高め,いかなる攻撃にも耐えることが可能になる。

そして春斗は,その魔法を使った。故に耐え,見切った。

それだけのこと…。


「ガァァァ!」ジョジョは拳を払い,狂気を,凶器を取り出した。

報告どうりの,刃渡り一・五センチ程度の折畳式ナイフ。その切っ先を正面に構え,突っ込んできた。

まず,右回し蹴りで刃を根元からへし折り,

「そら――よっと!」

その勢いを利用し,右足を軸に左後ろ回し蹴りを,ジョジョの顔面に喰らわせた。

一発KO。

「ナイフなんて文明の利器も,使用者がゴリラかなんかじゃ,ただの棒っ切れだった見たいだな」

その言葉は,終戦を告げるにはかっこつけすぎたかもしれない。

恥ずかしー!


「――で、何であんたまでここにいる?仕事は終わっただろ」

仕事が終わったあと,三人はあの部屋へと戻っていた。

「良いじゃないか,一戦を共にした仲間だと思ってくれよー」

あれを仕事と呼べたのかは,ともかく。

「今回は報酬も受け取らないんだから,いてもらう意味もないんだけどにゃ―」

ちなみに,今は仕事を引き受けてからまだ三十分しか経っていない。

仕事が速いとはこのことか?

「会長,万事屋に入りたいんだったらそう言ってください。ここに居たい,は理由になりませんよ」

「え,いいの!?入っても!?」「入る気満々じゃん!」

ともあれ,今回の仕事で,万事屋クライスは,

報酬を得ない代わりに,

「というか,会長はやめてくれよー。俺には,冬川刀哉と言う,ちゃんとした名前が有るんだぞ?」

「「じゃーこれからよろしくお願いしまーす」」「何でそんなにどーでもよさそうなの!?」

とうやがなかまになった!


最初の頃のキャラどうした?


余談だが,春斗がジョジョの拳を受けている時,雷斗と刀哉は,周りの雑魚を片付けて,

転がっていたサッカーボールで競り合いをやっていたらしい。

こいつら…。

いかがだったでしょうか!?試作品程度でしたが!

人気が出れば本格的に連載します!人気が出れば!

大事な事なので二回言いました!

次の作品で,また会える事を期待しています!

それでは!

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