『文明開化の声がする』・・・詩集『カタルシスと語る』から
『文明開化の声がする』・・・詩集『カタルシスと語る』から
㈠
声を聴いたんでやんす、確かに、聞こえたんでやんす。
そうか、それは、本当の声か、それとも、耳鳴りなのか。
耳鳴りに近いでやんす、しかし、明瞭でした。
なるほどな、それは、文明開化の声じゃないか。
㈡
カタルシスは言うでやんす、光になり得るのは耳鳴りだけだ、という風に。
そうか、それでいいなら、お前の耳鳴りも、開花したんだろ。
はい、そうでやんす、まさに、月光に包まれたんでやんす。
良かったじゃないか、文明開化は、お前に聴いて貰いたかったんだろうな。
㈢
文明開化の声がする、カタルシスと、語りました。