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雑草識別と野外料理

 昨日はドーンと別れてから、さらに5匹をファイアボールで炭にして、3匹を杖で殴り倒し、解体の練習台にしたところで街に戻り。

 教えてもらった突撃兎の絵の看板の店で、ウサギステーキなる皿に3枚の焼かれた兎肉の乗ったのを50リラを払って食べたけど、魔牛ステーキの味をほんのり思い出してしまい、比べちゃいけないと思いつつも、味の物足りなさが・・・

 かけられているソースの味付けはいいんだけど、やっぱり肉の質が違いすぎるんだろうな。しかし、半日以上動いていたせいもあって、がっつり食べました。

 鍵の有効日数が0日となり、今日の闇の刻には、宿の鍵がなくなっちゃうので、朝出る前に延長もして、その時には残金1497リラ。

 昨日の稼ぎは100リラなのに、そのあとに150リラも使ってるわけだ。

 いけません、このままではゆっくりとお金が無くなっていきます。やばいよ、どうするか・・・

 やはりここは、明日にドーンに渡す兎炭を量産するのが無難か。

 そんな風に思いながら、商業ギルド横のお店で商品とにらめっこです。


 はい、そうです、悩んでおります。お金がないのに入ったのかって?

 いや、残金気にしたのは商品の値段見たときだったんだよ・・・

 でもね、とても魅力的な商品があるのが悪い。魔力料理道具セットというものだ。

 魔力を流すと火が出る魔道コンロに、鍋、フライパン、魔力を流すと水が出る魔道水石に、包丁、まな板、混ぜるための菜箸に、できた料理を乗せるための皿と箸が5つ。地形の悪い場所でも使える簡易机までついてる。

 そんな便利セットが1000リラで売っているのだ。

 魔道コンロ、魔道水石は、術法のような魔素の消費はないから、術法が苦手な人も安心だという説明付きだ。

 お試しで使えるので使ってみたところ、ステータス的な数値が減らないようだ。

 種火を使ったときは一応1減ったので、そう考えるといいかもしれない。

 しかも、道具セットという状態でポーチに入れると、一枠しか使わないというポーチの枠にも安心!

 うーん、店を出たときは残金497リラになってました。




 早速料理練習したいところだが、まずは兎炭を集めなければ。

 街道沿いには人がまばらにいるけれど、昨日のドーンに連れて行ってもらえたあたりまで、街道を進めば、さらに人数は少なくなったので、人に見えない位置で、ファイアボールによって一匹倒したら、そこからどんどん、街道から離れるように草原に入っていく。

 ほんのりかわいいと思ったのも忘れて、僕の金稼ぎのために、15匹を炭にと変えていた。

 これで昨日の5個と合わせて20個、渡したのは10個なので100まではあと70か。

 とりあえず、肉体的には問題ないけど、残りの魔素量を確認。あれ、魔のステータスが60になってる。

 分母表示できないのかこれ?お、ちょっとイメージ変更したらできた。

 ついでに命の数値表記も変わったけど。


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命:500/500

魔:60/210

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 やっぱり、いつの間にか魔のステータスが上がったのか。まぁ10上がったとはいえ、ファイアボール一回分だもんな。今日はここでファイアボールは打ち止めにしよう。

 そうして、ウサギを識別していて、少し気になったことがある。

 彼らは草食兎なのは、識別結果からわかる。ということは、このあたりに生えてる草を食べてるってことだ。

 それってもしかして、このあたりの雑草と思ってたのも、意外と人でも食べられるのでは?さっそく雑に鑑定を始める。


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≪識別結果

メヒシバ

人には特に用途のない雑草、アタックラビットの主食≫


≪識別結果

オヒシバ

人には特に用途のない雑草、アタックラビットの主食≫

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 オヒシバ、メヒシバ、オヒシバ、メヒシバ・・・あああああああ!もうそればっか嫌になる!

 もう見える範囲じゅうやってるような気分になって、やめたくなってきたけど。

 ちょっと見える内容が変わってくる。


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≪識別結果

メヒシバ 質:1C

人には特に用途のない雑草、アタックラビットの主食≫

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 あぁ、無駄に個数やったかいがあったのか、質が見えるようになったよ。1C、1D、1C、1C、1C、1C、1B、1C・・・うん、まぁ質もほとんど同じだな。・・・あれ、これ違うぞ、葉が太いのもわかる。


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≪識別結果

ノビル 質:1S

根に小さな白い球根を持つ野草

アタックラビットにとっては根も葉もご馳走となる≫

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 あったよ食える野草といえるものが!兎を倒したあたりを探し続けたかいがあった。

 しかも、周辺にいっぱい生えてる、群生地かな?鞄にはすでに杖、料理セット、兎炭20、兎皮3、兎脚3、兎脚3で31も埋まってる、後入れられるのは29か。

 他にもあるかもしれないので、質のよさそうな1Sを、とりあえず10入れておく。


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≪識別結果

レモングラス 質:2G

レモンのような酸味のある匂いと味のする薬草

草食の魔物は食さず、虫型の魔物は近寄りもしない≫

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 お、レモングラスだ、使ったことはないけど食べれる奴だ。

 お茶とか、スープに使うんだっけか。もしかして露店の兎の薬草焼きはこれ使ってたのかな?周囲も合わせて13本あったので、摘んでおく。

 これであと入れられる量は6となったけど、せっかくなのでここで料理してみるか。

 レモングラス付近は、ちょっともったいないので、離れてから料理セットを取り出す。

 四角い箱を地面に広げれば、机が出てきて、机の上には料理器具がそろう。

 コンロの上にフライパンを置いて、火をつける。

 油なんてないので、素焼きにはなるけど、こんな風にしても焦げ付かないらしい。

 兎肉を1つにレモングラスを1つ刻んで乗せて、まずは一緒に焼いてみる。ほのかに薫る酸味は本当にレモンのようだ。

 すぐに焼きあがったので、皿にのせてみる。すぐ食べたいとこだけど、しっかり識別。


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≪識別結果

突撃兎の薬草風味焼き 質:2A

酸味のある薬草で、風味づけされながら焼かれた兎肉

消化促進作用のある薬草が使われているため、食しやすい≫

----------


 あれ、結構質よくできたな。まぁ、お店のウサギステーキは3Cだったけど、肉もレモングラスも2Gの質で作ってるから、これだけの質でできれば十二分すぎるだろ。

 というか、露店の質は2Eばっかだったよな?もちろん薬草風味焼きも2Eだったはずだ。

 うーん、焼き立てだからか?いや、展示ケースは質の劣化しないって、言ってたしなぁ。まぁいいか、深く考えない、今は食う!

 兎肉の大きさは、大きくかぶりつけば半分は無くなる。広がるさわやかな風味、噛み応えもあるけど、不快感はない。

 露店で食べたような、肉の味のえぐみも少なくなってる。なかなかおいしいじゃないか。

 DWDで初めて自分だけで作ったにしては上出来だな。自分で取って、自分で作ったっていうのが、またポイントが高い。

 うーん、このまま帰ったらちょうどいい飯時なんだが、まぁいいか、もう二つ作って食ってしまおう!

 今度は2つ分ずつ一緒にフライパンへ、この大きさなら、3つくらいまでなら一緒に焼けそうだな。

 焼き上げたのは、質が2Bになってしまったようだ。ちょっと残念、もしかして一気に数を仕上げると質が下がるのか?

 いや、焼き上がりがちょっと雑になっちゃったな。2つ一緒に焼いたことと、すぐに追加を食べたいことが災いしたな。

 食べてみると、レモングラスの風味は少し薄れて、肉のえぐみが増して、噛み応えも悪くなってる。妥協は厳禁だな、AからBに落ちただけでもやっぱり違う。

 2Fの素焼きも食べれなくはなかったけれど、やっぱりできるだけおいしく食べたい。

 解体の腕が上がれば、肉の質もよくなるかもしれない。続けていればスキルとしてつくのだろうか。

 さてと、十分食べたけど、せっかく料理道具出したので、ノビルの処理をしてみようかな。

 ノビルって根を食うイメージだけど、なんかうまく調理すれば葉も食えそうだな。

 今は調味料が何もないので、魔道水石から出した水で、よく洗った後に、とりあえず根と葉を切り分けてみる。

 とりあえず半分の5つ切り分けたので、根の部分をそのまま一口。青青しいネギの風味が広がる。

 あ、これ兎肉と一緒に焼いたら絶対うまかった。失敗したぜ・・・

 次はやってみようと思いつつ、根をもう2つポリポリ。結構うまい、これやめられないかもしれん。

 そう思っていると、後ろからどすっとどつかれた。


「うぐっ、なんだ?」


「きゅーーー!!」


 なんだ、突撃兎!?いったいいつの間にいたんだ、この付近のはあらかた片づけたんだが。

 まさかリポップでもしたのか?そういう設定があるのかすら、不明だからわからんが。


「きゅ、きゅ!」


「な、なんだなんだ?」


 脚にこびりついてくる、なんだこのかわいいやつは!

 くっ、しかし魔物だ、どうする、叩き潰すか?いや、そうだな、忘れていたが僕はテイマーだ。

 ・・・テイムって魔素を使ってもできるんだよな。イメージを膨らませろ。


「テイム!」


「きゅ?」


 くっ、ダメなのか?いや、違う、何となくわかる。

 僕の中の魔素が少なくなったと感じる。

 ファイアボールの時より多いと思う。おそらくもう一度やるのは危険だ。


「きゅ!」


「うっ、なんだ?」


 明らかに右腕を狙って突撃してきた。そういえば、腹に突撃された前の時より、こいつの突撃はあまりいたくはないんだが。

 何か意図があるのか?右手の中には切り取ったノビルの茎と葉があった。

 あぁ、そう言えばこれ、こいつらの好物だっけ・・・

 左手に葉を持ち替えて、両手を差し出してみる。


「食いたいのか?どっちだ?」


「きゅ・・・」


 右手にくっつく、そうか、根の部分か。

 うーん、僕もそっちが好きなんだけどな。まぁそんなかわいい顔で見られたらしょうがない。

 切り取った3つの根を手に広げると、すべて咥えて逃げて行ってしまった。


「あっ、くそ、いや、しょうがないか・・・」


 そりゃそうだ、そんな簡単になつくわけはないか。

 まぁいい経験だったと思うことにしよう。これ以上暗くなると危ないので、街に戻ることにするか。

 街道に戻る途中は、やっぱりアタックラビットに会わなかったので、あの逃げたウサギは、ノビルに目がくらんで、ちょっと遠くから僕のとこまで来たんだろうな。

リラの残高ミスしていたので修正・・・

くぅ・・・細かいミスが多いな

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