extra 10
続きです。
ふたりが仲良く遊んでいます。
よろしくお願いします。
オフィスを出て駅へと向かっている間、私は響子さんに思いを馳せていた。その思いがどんどん膨らんで、週末の今日でどうかとは思ったけれど、自分が言った言葉のせいもあって私は響子さんにご飯を作りたいなぁなんて思い始めていた。嬉しそうに頬張る響子さんの顔を見たくなってしまったのだ。それにその顔を見れば、私の精神的な疲れなど跡形も無く消えてしまうに違いない。
響子さんはいつでも来てねと言ってくれているし、私は合鍵を持っている。なるほどつまりはそういうことだ。ならばと私は自分の思いに素直に従うことにした。
地下鉄に乗る前に、ご飯を作って部屋で待ってるねとメッセージを送る。そのまま響子さんの家まで行くための路線へと歩いていると8時過ぎには帰れると思うから先に帰って待っててねと返事が来た。続いて遅れて来たメッセージには晩御飯楽しみにしているからねとキスのスタンプ付が付いていた。
こんなやり取りをして、仕事帰りに恋人の部屋にご飯を作りに行っちゃう私ったらなんて出来た恋人なんだろうとか甲斐甲斐しいってこんな感じなのかしらと凄く浮ついた気分になった私は、電車に乗ってから買い物をして響子さんの部屋に帰るまでずっと、私超幸せなんですけどと始終顔がニヤついてしまうのを止めることが出来なかった。もしかしたら、うへへと声に出して笑っていたかも知れない。
「ただいま。麻衣子」
「お帰りきょうちゃん」
今駅だからもうすぐ帰るよと響子さんからメッセージが来て凡そ5分後、ドアフォンが鳴って玄関の扉の開閉音がした。それに続いてぺたぺたと歩いて来た響子さんが、キッチンにいる私を見て驚いた顔をしながら私の傍に来てくれた。
「どうかした?」
「麻衣子のその格好、なんだか新鮮よね」
そう言って響子さんはほんのちょっとだけ背伸びをして私の頬にキスをしてくれた。
私は今夜泊まるつもりは無かったし、響子さんが帰宅するまでに料理を終えるには少々時間に余裕が無かったこともあって、着替えをせずに髪を後ろでまとめて、ブラウスの袖を捲ってその上にエプロンを着けていた。いつもは部屋着でエプロンを着けているのだけれど、どうやら響子さんはこの格好を気に入ってくれたようだった。
「えへへ。似合う?」
「うん。どきっとしちゃった」
「ありがと。後はこれを焼くだけだから、きょうちゃんは手を洗って着替えて来てね」
「そうする。今日は生姜焼きなのね。ありがとう麻衣子」
私が響子さんに向けて唇を少し尖らせてると、響子さんはそこに軽くキスをしてキッチンを出ていった。
にやけた顔でその姿を見送ってから、私はフライパンを火にかけてタレに付けていた肉と玉ねぎを焼きはじめた。
私たちは先ずはビールで乾杯をして、それから私が腕に縒りをかけた生姜焼き定食を美味しく頂いている。
響子さんが美味しそうにもぐもぐと食べてくれる姿を見ているとなんとも幸せな気持ちになって、あと一月ほどすればこうした日々を送れるようになるとは言え、やっぱり早く一緒に住みたいなと思いながら、私は箸も持たずに両手で頬づえをついて、生姜焼きをご飯と一緒に頬張って食べている響子さんを眺めていた。
「嬉しそうにして何見てるの?」
「きょうちゃん」
「わかってるけど何で?」
「幸せだから」
「ふふふ。私もよ。でも冷めちゃうから麻衣子も早く食べないと」
「うん。食べる」
「はうっ」
片付けは私がやるから座っててと言われたけれど、私は響子さんと一緒にキッチンにいてコーヒーを淹れていた。
一人で休んでいるよりも響子さんの傍に居たかったのだ。響子さんはそれが分かっていたらしく、本当に麻衣子はほんと可愛いよねと言ってキスをしてくれた。当然私も響子さんにキスを返した。それから暫く私たちは抱き合ったりキスをしたりと、お互いに好きなようにお互いの気持ちを伝え合っていた。
「ねぇきょうちゃん。キスして」
「ん」
「んっ。ありがと。大好き」
「私も大好きよ」
これもまた私の望んでいた時間。さっきまでの精神的な疲れは既に癒されて、今の私はもの凄く幸せな気分でいるのだ。このまま時間が止まってしまえとそう思えるほどに。
そして隣の響子さんもふんふん歌を口ずさんでまさにご機嫌なご様子。
きっと今私たちは、やけにぽわぽわしている幸せな空間に包まれているに違いない。
すっかり忘れていたコーヒーを温め直し、私たちはコーヒーとともに腕を絡めてくっついてソファに座っている。
「ところで麻衣子。今日はどうしたの?」
「きょうちゃんにご飯を食べて貰いたくなっちゃって」
「またそうやって嬉しいことを言うのね。ありがとう麻衣子」
「えへへ」
響子さんの問いに私がそう答えると、響子さんが私の頬を撫でてくれた。私はその指輪がはまっている手を取ってそっとキスをした。
「でもどうして?」
「それがね」
それから私はぴたりとくっついて腕を絡めて嬉しそうに微笑んでいる響子さんに今日のことを順を追って話していったけれど、ある件の所になると、それまでうんうんと頷いたり、私もそんな感じだったよと言って話を聞いてくれていた響子さんにぎろっと怖い顔で睨まれてしまった。
「ハグ?」
「あ、いや…」
「麻衣子?」
ぽわぽわしていた空間に突如現れたどす黒いオーラと凍てつく眼差し。それを私に向ける響子さんはふたりで絡め合っている腕にぐっと力を込めた。
私は反射的に、私は少しばかりお手洗いに行って来ますですと、丁重にこの場から消えるお断りを入れて、絡めた腕を解いてさっさとリビングから逃げ出してしまった。だって本当に凄く怖かったのだから。
急いでお手洗いに入り、ドアに鍵をかけてほっと一息入れたものの、別にお花を摘みたくはなかったので蓋のしまったソレの上にそのまま座った。
それから私はハグのことと、このあまりにも軽率な行動をどうとり繕おうかなと考える。
こうして落ち着きを取り戻してみると、ハグをしたことは部下を甘やかすためだったとは言え、響子さんからすれば良い気がする筈が無い。それにこうしてお手洗いに立て籠もるのは、響子さんが怖かったからなのだけれど、さすがに何も説明もせずに逃げ出したのは駄目だったかなという気がしないでもない。
けれど、私はただ愛しの響子さんに手料理を食べて貰おうとこうして部屋にやって来ただけなのに、なんでこんな窮地に陥入る羽目になっているのかしら、変だな、おかしいな、と思う気持ちもある。
さて私は一体どうするべきなのかと、再び最初の地点に戻ってしまったけれど、まぁ、結局のところは私がハグをしたのが悪いので、逃げるのはやめて素直にちゃんと謝って許して貰うべきだろう。
そう考えた私は、じゃあ行きますかと意を決して掛けた鍵を外してドアをゆっくりと開く。と、その開いていくドアの隙間に、じっとこっちを見ている響子さんの無表情な顔をどアップで目にしてしまった。
私はそのあまりの恐ろしさに思わずぎゃあぁぁと声を上げて、すぐさまドアを閉めて鍵を掛けてしまった。
また反射的に行動してしまったけれど、ホラー映画のようでもの凄く怖かったの。
それにいつもなら今の私の間抜けな行動をあははと笑ってくれる筈の響子さんなのに、ドアの外は物音ひとつ聞こえない。どうしようかなと本格的にあわあわし出した私の耳にドアをノックする音が聞こえて来てしまった。
こんこん、こんこん。
がちゃがちゃ、がちゃがちゃ。
続いてドアノブを無理に回す音がして、私の恐怖心はもはやウルトラMAXだ。
落ち着け私。お手洗いでこうされた場合、取り敢えず居ることを知らせないといけないのよと思って、私はそれを口にしてみることにした。
「は、入ってますよぉ」
こんこんこんこん。
がちゃがちゃがちゃがちゃ。
一拍置いてまたこうなった。
嫌っ。怖っ。恐怖心で満タンの今の私に、あら、伝わらなかったのかしらなんて思う余裕がある筈もなく、一度目よりも早くて強くなった音に私は耳を塞いで蹲ってしまった。
こんこんこんこん。
がしゃがしゃがしゃがしゃ。
こんこんこんこん。
がしゃがしゃがしゃがしゃ。
けれど、怖いからと言っていつまでもここにいるわけにもいかず、これ以上怒らせるわけにもいかず、私は恐怖に怯えながら考える。
もしかすると響子さんは単にお花を摘みたいだけで、限界が近いのかも知れない。それは響子さんの身体に良くないことだ。もしそうならば一刻も早くお手洗いに入って貰わないといけない。
なるほどそういうこともあり得るのだ。だからもし私がここで、しつこいわねっ待ってなさいよっ入っているって言ってるでしょっなんてことを口走ってしまうと、響子さんが余計に怒ってしまうかも知れないし、限界を迎えた響子さんが粗相をしてしまうかも知れないと考えた私は、ここはひとつ、穏便にことを済ませて響子さんを怒らせないようにして、粗相しないように早いとこお手洗いに入って貰うことにした。
「い、いま出ますよぉ」
そう言って私がそぉっとドアを開けると、そこには響子さんが無表情な顔で立っていた。
「ど、どうぞ。あ、空いたよ。ご、ごめんね。待たせちゃったみたいで」
私は機転を利かせ思い切ってそう言ってみたけれど響子さんは無言。残念ながらどこをどう見ても響子さんがお手洗いを我慢しているようには見えなかった。
突き刺さる視線に怖いなぁと、そう思いながら私が観念しました捕まえてくださいと両手首をくっつけて恐る恐る響子さんの前に差し出しすと、響子さんは少しの間私に冷たい視線を私に向けていた。
それから顎をクイっとして、取り調べるからついていらっしゃいと無言で私を促した。
「麻衣子。浮気したのね」
絶句。私の隣で腕を掴んで離さない響子さんの余りに突飛な発言に私はただ唖然としてしまった。
私が驚いて何も答えないでいると、響子さんはどこかで聞いたことのあるようなセリフを口にする。
「沈黙は肯定と受け取るからね」
私は気付いてしまった。これは勝負なのだ。響子さんに浮気ではないことを分かって貰わないといけないのだ。誤解が解ければ私の勝ちだ。そうでなければ私の負け。私に明日は来ない。私は大慌てて言い訳を始める。
「ち、違うよきょうちゃん。ハグは別に、ただ励ましただけって言うかさ。ほ、ほら、部下のケアは大事なことだから。きょうちゃんだって部下がいるんだからわかるでしょ?」
「つまり浮気よね?」
「いや全然違うでしょ?きょうちゃん何言ってんの?」
「そうね。まだだもんね。麻衣子はこれからその女と浮気するつもりなのよね?」
「違うってばっ。そんなことしないからね」
取り調べはとんでもなくおかしな方へと推移している。いや違う。初めからおかしいのだ。これではまともに説明することもできない。なんとか冷静になって貰って、論理的に話し合わなくてはならないのだ。私も同じ。そう。あくまで冷静にだ。
私は掴まれていない左手をぶんぶんと振って私が浮気する説を懸命に否定した。
「浮気なんてしないよ。する訳ないよ。私はきょうちゃん一筋だから。ね、ね」
「ねぇほんとよ。きょうちゃん大好き」
そう言って私は響子さんに抱きついた。実はまだ私の頭にはこの状況をどう回避すべきなのかいい案が浮かんでいなかった。それでどうして冷静になれることなどできようか。
なので取り敢えずそうしてみたんだけれど反応はない。やはり響子さんに取って付けたような対処などは通用しなかった。沈黙してしまった響子さんに、怖いな、どうしようかなと恐々としながらも私はまずは素直に謝ることにした。
「きょうちゃんごめんなさい」
全然駄目だった。響子さんは黙ったままだ。私はいよいよ不味いと思った。掴まれている右腕の痛さも相まって軽くパニックになった今の思考ではまったくいい案が浮かばない。やばい、どうしようかなと必死で考えていると、響子さんは厳かに口を開いた。
「誠意」
「え?」
「なら誠意を見せて」
「えっと……幾ら?」
「アホなの?」
「あ痛たたたたた」
掴んだ私の腕を響子さんが思い切り握り、私は声を上げてしまった。私の声を聞いて少しだけ力を緩めてくれたけれど、それでもまだ掴まれている腕は十分痛いままだ。
「ふざけないでよ」
「えっと。肩でもお揉みしましょうか痛たたたた。痛いよきょうちゃんっ」
「ならちゃんと考えて」
「分かってるからちょっと待ってっ。痛っ。えっと、アレでしょ誠意でしょ。見せるよ見せるから」
「麻衣子。早くして」
「痛たたた。うん分かってるからね。痛っ。もうわかったから。何でも言うこと聞くから。ね、きょうちゃん許して」
「ふーん。本当に何でも?」
「聞くよ。痛っ。ほんとよ何でも聞くってば」
「じゃあ許してあげる」
響子さんは私の腕を解放してくれた。私は頬を膨らませて掴まれていた所をさすりながら少し咎めるように響子さんを見た。
「痛かったぁ。もう、きょうちゃん力入れ過ぎよ」
「ごめんね。でも麻衣子が悪いのよ。分かってるでしょ?」
「そうよね。ごめんなさい。でもきょうちゃんは何でそんなににやにやしてるのよ?」
「別にしてないわよ」
「してるじゃない」
響子さんは笑みを浮かべるのを堪えているような顔をしていて、私が顔を向けるとそれを避けるようにぷいっと横を向いた。私が身を乗り出してその顔をばっちり捉えると、私と目があった響子さんは堪えきれずにふふふと笑い声を漏らした。私はまさかと目を細めて響子さんを見た。
「きょうちゃん。私を嵌めたのね」
「嵌めてないわよ。麻衣子が他の女をハグしたのは本当に気に入らないもの」
「うっ。そうだよね、ごめん」
「だから何でもいうこと聞いてくれるって言って貰おうとしたのよ」
「やっぱりそうじゃない」
「麻衣子はね、まだ私の嫉妬深さをちゃんと理解していないの。だからそうしたのよ。頭で理解出来ないなら身体で理解して貰うしかないでしょう?」
「身体でって。きょうちゃん…」
「私も反省するわ。この前甘過ぎたせいで理解した貰えなかった私も悪いの。ごめんね麻衣子」
「きょうちゃん怖いよ?」
響子さんがすっと笑みを引いて少し冷たい目をして私を見据えた。私は前に言われた響子さんの嫉妬深さを舐めていた訳じゃない。けれどそれを学習したつもりが出来ていなかったことに気付かされてしまった。今更後悔しても意味が無いとは言え、目の前の響子さんを見ていると少しだけ後悔したくなってしまう。
「何でも言うこと聞くんだから今夜は何でも聞いて貰うからね。それで今度こそ私の嫉妬深さをちゃんと理解するのよ。わかった?」
「えーとね。きょうちゃん。ほら、まだ月曜だし、私今日は帰ろうかなって、思ってなんていなかったよ。うんわかった。ねぇきょうちゃん、私、今夜泊まってもいい?」
帰ろうかなって所で響子さんに冷い眼で睨まれてしまった時、私は嫉妬に狂った女性の顔を表現しているとも言われる般若の面を思い出してしまった。だから私は直ぐに泊まっていくことに方針を転換したのだ。
そうは言っても、嫉妬して貰えるのは私にはとても嬉しいことなのだから、響子さんがそう望むのならばそれを嫌がることなど私がする筈もないのだけれど。
「もちろんいいわよ。ここは麻衣子の家でもあるんだから」
「そうよね。ありがと」
「うふふ。今夜がとても楽しみ。ね、麻衣子」
「そ、そうね」
そう言って響子さんは軽い足取りでリビングの隅の机へと向かっていき、椅子に座ってそこにあるノートパソコンを立ち上げた。
そのままパソコンをいじりだした響子さんを、私はなんだろなと思ってじっとその様子を見ていると、少しして響子さんが麻衣子と私を呼んだので、私はとととと傍に寄っていく。
「なに?」
「今夜はね、こんなことをしてみたいの」
響子さんは見やすいように画面を私に向けてくれたけれど、それを目にした私は画像が暗くてあまりよく分からなかった。なので画像を見ながらつい分かった、いいよと軽く言ってしまった。それを聞いた響子さんはよかったと言って、とても嬉しそうにしている。
「ん?きょうちゃん何これ?」
私はとても優秀ではあるけれど、きっとかなりのアホでもあるに違いない。
最初、響子さんが見せてくれた画像は、それ自体が全体的に暗くてよく分からなかったけれど、じっと目を凝らしているうちになんとなく裸の女性がふたり居るのは分かってきた。それから更によく見ていると、だんだんと全体像を把握することが出来てきた。
まずひとりの女性がもうひとりの女性に何やら……なにやらこれは……んんっ?
「ね、ねぇき、きょうちゃん。こ、この人達は一体何をしているのかな?」
「分からない?ならその時に教えてあげる。うふふ」
そう言って響子さんは妖しい笑みを浮かべて私を撫でてくれた。その笑みにどきっとしながら私は思う。
いや、理解ります。私だって色々学習していますから。ええ、理解りますけれどこれはまだ私たちは手を出していない分野ですよね。ですから私には些かハードルが高いのでないかなと思いますがいかがなものですか。
私はそんな風に不安に思いながら響子を見た。すると響子さんは優しく微笑んで私の髪を撫でて、安心してねと口を開いた。
「大丈夫よ。私に任せておいてね」
「あ、あれ?わ、分かるんだ。凄いねって、ねぇきょうちゃん。一応聞くんだけれど、これ、どっちの女性が私なのかな?」
「こっち」
「ですよねー」
響子さんが嬉しそうに指を差した女性はなんだかとても凄いことになっているけれど、なんとも言えない恍惚の表情を浮かべているように見える。隣に映る女性はそれを見て嬉しそうに妖しく微笑んでいる。
ああなるほど。私たちだってこの前の夜も色々と凄かったし、このくらいはどうということはない。ほんと全然大したことはないのだ。私ではなくて響子さんにとっては。そう。あくまでも響子さんにとっては。
「うふふふふ」
「あは、あはは、はぁぁ」
響子さんが凄く嬉しそうに笑っている。私は一体今夜はどんなことになってしまうのかと、それを怖いと思いながらもとても楽しみにも感じてしまっているけれど、それでも一応まだ月曜日だから出来るだけお手柔らかにお願いします、ね、きょうちゃんと心の中で呟いた。
「駄目よ」
「や、やっぱり分かるんだ。なんで?」
「内緒」
「ですよねー」
予定通り10月中、あと1話、もしかするとおまけが付いて2話投稿して終わります。もう少しお付き合いしてくださいませ。
読んでくれてありがとうございます。




