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続きです。

微エロですので苦手な方はご注意を。

響子さんが語っています。もう少し聞いてあげてください。

よろしくお願いします。

 

 私は住み慣れた街を離れて行く電車に揺られながら奈緒さんとの最後の三日間を思い出していた。

 

卒業して2日後、私は友人達と卒業旅行に行くと親に嘘をついて、奈緒さんと二泊三日の旅行に行った。奈緒さんは私のために休みを取ってくれた。無理を言ってごめんなさいと謝ったけど、奈緒さんは付き合った時から言われてたから全然平気よと言ってくれた。旅行の計画はすべて奈緒さんがしてくれて、どこに行くのかは響子には内緒だよと言われていた。


 私は旅行先に向かう車の助手席に座って楽しくお喋りをしたりおやつを食べていて、奈緒さんにあーんとしたりもしていた。私は奈緒さんとの旅行が嬉しくてとても楽しい気分でいた。それは奈緒さんも同じみたいで運転しながら楽しそうに笑っていた。私達はこの旅行を最後にお別れすると、そう決めていたけど。


 奈緒さんが選んだのは海だった。車の前方に海が見えて来て、私が海だよ海とはしゃいでいたら、奈緒さんが笑って助手席側の窓を下ろした。すると途端に潮の香りがしてきて私の鼻をくすぐってきた。近づいてくる海と潮の香りにきゃあきゃあと騒ぐ私を、奈緒さんはあははと笑って嬉しそうにちらちらと私を見ていた。


 暫く騒いで落ち着いた私は海岸線を走って行く車の中から海を眺めていた。春の海は人気もあまりなくて私達には合っているようなそんな気がしていた。それから1時間ほどで奈緒さんが予約してくれたホテルに着いた。ここは私達がふたりきりで過ごす最初で最後の場所だ。そう思うとふと寂しさが顔を出したけど私はそれを振り払って、少し先をホテルに向かって歩きながら私を呼んでいる奈緒さんを追いかけた。


 部屋に入って荷物を解いたりどっちのベッドを使うのかを決めたりしてから、私達は道路を挟んで広がっているホテルの前の砂浜を歩いていた。部屋で一息ついていた時に私が窓から海を見ていたら奈緒さんが浜辺に行こうと誘ってくれた。春とはいえ海風が強く少し寒かったから、私は奈緒さんにくっついて歩き、奈緒さんは私の肩を抱いていてくれた。人がちらほらといたけど、今の私達にはそんなことは気にならなかった。付き合ってから今日までの時間で奈緒さんをいっぱい手に入れたつもりだけど、今から帰るまでの時間でもっと多くを手にしておきたかったから。


 風が強いせいで砂でじゃりじゃりしてしまったので、私達はホテルへ戻り大浴場へ行くことにした。部屋に戻ってお風呂セットを用意しようとしてネックレスをどうしたらいいか気になったので奈緒さんに聞いてみた。奈緒さんは、プラチナだけど温泉だし、変に化学反応されても嫌だから外しておこうと言ったので外すことにした。私が首元が寂しくなってしまったなと思っていると、奈緒さんが私を抱き締めて、本物がここにいるでしょと言ってキスをしてくれた。私はそうだったと気を取り直してお風呂セットを用意することにした。そしてあることに気がついた。よく考えてみると奈緒さんの裸を見るのはこれが初めてのことだった。そう思うとちょっとドキドキしたけど、つまりはその逆もあることに気がついて私は急に恥ずかしくなってしまった。けど、あわあわしている私を奈緒さんが行くよと言って手を引いて歩き出したので私は大浴場へと連れていかれることになった。


 服を脱いだ奈緒さんは綺麗で素敵な大人の女性だった。そして身体の一部がもの凄かった。私もそうなれるといいなと二つのそれをじっと見ていると、何かを察した奈緒さんが、大丈夫だよ、響子はまだ18だからねと励ましてくれたけど、私は響子の歳にはもうこうなっていたけどねと笑って言った。今のはセリフは要らないんじゃないかなと思った私がいつか奈緒さんを越えてみせると高らかに宣言すると、奈緒さんは頑張ってねと笑っていた。結局私は奈緒さんを超えられなかったけど。


 お風呂を満喫して部屋に戻った私達は、晩御飯の時間までひと寝入りすることにした。私は海側を使うことになっていたので、のそのそとそちらに向かうと、奈緒さんが後ろからひっ付いてきて、私と一緒に寝ると言って私を抱いてそのままベッドに倒れこんだ。びっくりしたけど嬉しくて私が奈緒さんにしがみ付くと、奈緒さんがキスをして腕を回してくれた。それからもそもそと動いて寝る位置を決めてから、ふたりで寄り添って暫しの眠りについた。



「ねぇ。私もきょうちゃんと旅行に行きたい」


「いいわね。後で一緒にどこに行くか考えようか」


「本当?やった。嬉しい」



 夕食は海の幸で溢れていた。私達はお腹が空いていたので新鮮な魚介類をぱくぱくと平らげていった。私はお子様だったからサザエの肝の所は食べられなかったけど、それ以外は美味しく頂いた。奈緒さんはビール一杯だけ飲んでいた。もっと飲んでいいのにと言ったら、いいの、今夜は約束した大事な夜だからねと言ってくれた。私は照れながらありがとうとお礼を言った。そんな私を見た奈緒さんに、かわいいねと言われて私はますます照れてしまった。


 夕食が終わって、部屋に戻った私達は他愛の無い話をしながら寛いでいた。テレビの前のソファの上にいて、横向きに座っている奈緒さんが私を後ろから抱いてくれていた。私は背中を預けている奈緒さんに全身を包まれていることにとても幸せを感じていた。


 私の身体を包んでいた奈緒さんの腕が、更に私をきつく抱き締めてきた。うなじに押し付けられる奈緒さんの唇と、鼻から深く吸い込まれる息を感じて私は小さく声を漏らした。少しして腕が緩められたのを感じて、私は奈緒さんの方に首を回した。奈緒さんは斜め上から私を覗き込んでいて、身体をずらして私にキスをした。優しいキスが求めるようなキスに変わり、お互いに求めることに夢中になっていた。そして唇が離れると、奈緒さんはベッドに行こうと言ってくれた。私は黙って頷いて言葉の代わりに奈緒さんの頬にキスをした。


 私はすべてを奈緒さんに任せ、奈緒さんが与えてくれる甘く切ない感覚の中を喘ぎながら漂っていた。漂いながら既に私の準備が整ったことが分かっていた。奈緒さんもそれを感じてくれていて、私にそっと囁いてきた。私はそれに頷いて、遂に来てくれるんだと思った瞬間、痛みを感じて声を上げてしまった。しがみつく私を心配そうに見つめる奈緒さんに、大丈夫と言ってそのまま奈緒さんがしたいことをして欲しいと伝えた。その唇を奈緒さんの唇が塞いできて、絡まるものを必死で追って、痛みと息苦しさと心地よさと、なによりも奈緒さんを全身で感じていると、私は身も心も凄く切なくなってきて、この感覚をどうにかして欲しくて堪らなくなった。奈緒さんはそんな私の気持ちが分かっていて、唇を離して優しく微笑むと、我慢しないで受け入れていいのよと囁いた。それからほんの少し後に今まで味わったことのない喜び迎えて私の初めては終わった。


 事が終わって荒く息をしている私を奈緒さんが優しく抱いてくれて、私の髪や額、頬や胸にキスをしてくれた。私が落ち着くと、ありがとう響子、愛してるよと言ってくれた。私は涙が溢れる前に、私も奈緒さんを愛してる言って、お願いを叶えてくれてありがとうと言った。私はこの旅行中は絶対に泣かないと決めていたけど、残念ながら泣いてしまった。でもこれは嬉しくて泣いているのだからと自分を許すことにして、奈緒さんの胸に顔を埋めて少しの間しくしくと泣いた。再び私が落ち着くまで、奈緒さんは私を優しく抱いていてくれた。


 一度ふたりでベッドを出て部屋のシャワー浴びた。奈緒さんは私を綺麗に洗ってくれた。浴室は狭かったけどその分いちゃいちゃできて楽しかった。それからソファに座って初めての感想を言わされた時はとても恥ずかしかったけど、奈緒さんが貰ってくれて嬉しかった言ったら、私も凄く嬉しいよと言ってくれた。それがまた嬉しくて喜んでいると、そんな私を見て奈緒さんは喜んでいた。このままでは埒があかないのでここら辺で止めておこうと言ってふたりで笑った。



 その後私は奈緒さんに甘えていた。私は奈緒さんと繋がったことで遠慮をするのを止めた。奈緒さんに抱きついてキスをしたり首すじを軽く吸ったり膨らみにキスをしたりその先を含んだりしていた。私は奈緒さんが漏らす声をずっと聞いていたくてそれを続けていた。少しずつ下へと身体をずらしてお腹やおへそ、脇腹にもキスをした。そのままうつ伏せになって貰って再び上がってうなじから背中へとゆっくりと下りていった。腰を過ぎて豊かな二つの膨らみにもそっと唇で触れると奈緒さんは声を上げて身体を震わせた。それから足の先まで行ってから奈緒さんの胸に戻っていくと奈緒さんは私と手を取って導いてくれた。けど私はまだよく分かっていなかったから、やはり奈緒さんがしてくれたことを返すことにした。私がそうしていると奈緒さんがそこはそうとかそれはこうとか少しこうやってとかそのままそうしていてとか切ない声を聞かせてくれながら私を導いてくれて私が口付けをすると私の頭をぎゅっとして、私と同じように喜びを迎えてくれた。


 私達は夢中でそれを繰り返していた。奈緒さんはその間ずっと、私を優しく労わるように愛してくれた。私はそれに応えることで奈緒さんに喜んで貰おうと、それに溺れてしまって何処に流れていくのかも分からないほど夢中になっていた。私達の時間はまだ残っていて、今のうちに別れた後のその先の分まで愛しておこうと必死だった。


 次の日、私達は食事とお風呂と部屋の掃除の時に浜辺を散歩した以外は部屋の外に出ることはなかった。かといって昨夜のようなことをしていたわけでもない。私達は寄り添ってただ海を眺めていただけ。時折キスをしたり抱き締めたりはしたけれど、海が夕日に染まるまで、ずっと話をしながら寄り添っていただけだった。


 その日の夜、私達は再び愛し合った。昨日のような労りはあまり無くて、お互いを搾り尽くすように、そして自分の跡を相手の身体に残すようにして愛し合った。私は拙なかったけど、奈緒さんはそれを優しく受けとめてくれていた。やがてお互いに満足すると、長くて深いキスをしてから寄り添い合って眠りに落ちた。



 当然、奈緒さんとの夜については麻衣子には詳しく話さなかった。そこの部分は私の回想だから。あと、これも麻衣子に内緒の話だけど、奈緒さんはその二晩の間に何これ嘘でしょ?信じられないと思うことを色々とを教えてくれた。きっと役に立つから覚えておくといいよと妖しく微笑む奈緒さんに抱きついて、とても恥ずかしいと思いながらも喜んでいた自分を今も覚えている。私はそれに独自の改良を加えて麻衣子にしているんだけど、同じように私にしがみついたりして喜んでいる麻衣子はそれを知らない。


「きょうちゃん?」


「ん?何でもないのよ」


「あやしいよ?」


「何でもないの」


「ふーん。そ。まぁいいよ」






後ほどあと1話上げます。

読んでくれてありがとうございます。

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